000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

nightfly

nightfly

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

alterd1953

alterd1953

Comments

alterd@ Re[1]:初音ミクとの結婚(04/21) アハハ。 日本人としてはちょっと恥ずかし…
2019/09/12
XML
カテゴリ:読書(哲学)
ドゥルーズは言う。
「革命家は技術の進歩と社会の全体性を分ける隔たりの中に生きて、そこに永遠の革命の夢を刻む。そして、この夢が、それ自体で活動であり、現実であり、すべての既成の秩序に対する効果的な脅威であって、それが彼の夢の実現を可能にする」と。

國分巧一朗は、この一文を感動的だとする。
私はこの甘い楽天性に嫌悪を覚える。
それは、マルクスの「共産党宣言」における甘さにも似ている。
共産主義がいかに悲惨な結果をもたらしたか。
勿論、資本主義もそうであるが。

例えば、IT革命は世の中を便利にはした。
しかし、ミャンマーでロヒンギャ虐殺に至ったデマを拡散したのはSNSだったそうだ。
アラブの春の結果も大して進展していない。
イランでは未だに女性のサッカー観戦は禁止され、逮捕者も出ている。

確かに、歴史を振り返れば、民主化は徐々に進んでいるように見える。
だが、名前は変われど、世の中を一部の強者が支配していることに変わりはない。
昔が王なら、今は資本家だろう。
「自由・平等・博愛」を謳ったフランス革命後のフランスにも、しっかり階級は存在し、公共の場でヒジャブは禁止されている。

人間は徹底的に差別的なのだ。
そして、世の中には独善的な言説で溢れている。
「革命」などという大風呂敷を広げてはいけない。
ガンディが言ったように、善きことはかたつむりの速さで進むのだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019/09/12 12:00:17 AM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X