カテゴリ:TV
ポーランド軍の将校でなんとアウシュビッツに自ら潜入した男ヴィトルト・ピレツキがいた。
内情は凄惨を極めた。 医者や教師などの知識人は即座に処刑された。 他の労働者も僅かな食糧で1日16時間働かされ数か月で死ぬのは織り込み済みだった。 ソビエト軍の捕虜は「寒さには慣れてるだろ」と笑いながら言われ裸にされた。 そんな過酷な状況でもピレツキは5人単位の地下組織を作り蜂起に備えた。 まず、ロンドンにいるポーランド亡命政府にアウシュビッツの状況を伝えた。 「我々の死は無駄にならないのでアウシュビッツを空爆してほしい」と要望したが叶えられなかった。(そりゃそうだろう) 900日以上に及ぶ収容の末脱走した。 ナチスドイツからの解放後もピレツキの闘いは続いた。 ポーランドを占領したソビエト共産党との闘いだ。 彼は150回に及ぶ拷問の末処刑された。 「勇者の中の勇者」と称えられるのも当然だ。 それにしてもナチスの人種差別は凄まじかった。 ユダヤ人はいうに及ばずスラブ人も奴隷として扱われた。 だが、こういった傾向は現代社会でも広く見られる。 それほど、人間の優越欲求及び差別意識は根深いのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/08/15 06:13:08 AM
コメント(0) | コメントを書く
[TV] カテゴリの最新記事
|