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保守論客の佐伯啓思氏は日本が米国と共有する「リベラルな価値」の他に、日本人の日常生活を支えてきた慣習・習俗の重要性を訴える。
それは道徳・倫理観・自然観・死生観・歴史観・宗教意識へとつながる。 さらに、自由・富の無限の拡張、絶え間ないイノベーションという創造的破壊に異議を唱え新奇なものに価値を忙しく求め続ける活動に自己否定を見る。 そして、英国の政治学者マイケル・オークショットの言説を引く。 「見知らぬものよりも慣れ親しんだものを好み、ありあまるものよりも足りるだけのものに満足し、完璧なものよりも重宝なものを大事にし、理想郷における至福よりも現在の笑いを好む」 たしかに保守の心情をよく表しているように感じる。 私も富の無限の拡張など望まない。 しかし、出来る限り自由でありたい。 そして、慣れ親しんだものばかりに囲まれイノベーションが一切起こらない世界など真っ平ごめんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/10/03 12:00:12 AM
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