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小さな子どもを連れたお母さんが、仕事前に保育園へ向かっているのでしょうか。とても急いでいる様子です。 子どもは一生懸命歩いているのに、歩幅が合わずついていくのが難しそうです。その小さな背中から、「頑張ってるんだけどなぁ」と聞こえてきそうな気がしました。 その光景を見て、ふと思い出しました。私も子どもが小さい頃、いつも急がせていたなと。 「もう、ママ忙しいんだから、早くして!」 それが、私の口癖でした。 ある日、公園で子どもが友だちに向かって、「忙しいんだから早くして!」と言っているのを耳にして、凍りついたのを覚えています。私の言葉がそのまま子どもに染み込んでいるのを知り、胸が痛みました。その夜は反省して、「明日からは気をつけよう」と思ったものの、また気づけば「早くして」と連呼していた気がします。 子どもが大人になったとき、私はこう言いました。 「いいママじゃなかったよね。いつも怒ってばかりでごめんね。」 すると、我が子はこう返してくれたのです。 「ママに育ててもらってよかったよ。」 その優しい言葉に、思わず涙がポロポロとこぼれました。年齢を重ね、大人になった我が子との会話が、こんなに幸せを感じるものだとは思いませんでした。 今夜も、若いママたちは子どもの寝顔を見ながら、「今日も急がせてごめんね」と思うのでしょうか。 でも、子どもが3歳なら、ママも親として3歳。みんな、初めての道を歩いているのですよね。 この年齢になって、改めて気づくことが本当にたくさんあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.27 10:28:04
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