カテゴリ:サンフレッチェ
代表ウィークに行われたルヴァンカップは、エスパルスに1-2で敗戦。セットプレーから住吉のヘディングで得点するのがやっという状況です。ルヴァンカップは2連勝でスタートしたけど、それは週中に行われたので、サブ組中心の戦いでした。でも、リーグ戦のない週末だと相手はリーグ戦のレギュラーがでてくるので、得点力のなさはリーグ戦と同じでした。
サブ組はJ1上位、レギュラー組はJ1下位という結果は、選手レベルが均衡していると思いましょう。でも、得点より失点が続くことの方が少し心配です。 さらにけが人が続きます。U21代表に選ばれた鮎川はケガで辞退、今シーズン期待された川村は全治2か月のケガ。そして、エゼキエウは足の治療のためにブラジルに帰国となりました。監督にも期待されていたエゼキエウだけど、そのままブラジルのクラブで移籍先を見つけてしまうのではないかと思います。 2週間ぶりのリーグ戦は、アウェイでの湘南ベルマーレになります。どちらも未勝利のチームなので、ここで負けるようだと降格を覚悟しないといけなくなりそうな一戦の先発は以下になりました。 永井 森島 浅野 満田 野津田 塩谷 藤井 佐々木 荒木 野上 大迫 SUB:川浪、住吉、柏、東、青山、柴崎、Jサントス オプションとして4バックの練習をしていけど、ベルマーレが3バックなので、今節も3バックです。林はケガなのか、大迫が先発に復帰、ベンチに川浪です。GKは3人体制なので、ケガだとちょっと困ることになりそう。 日本代表に招集されていた佐々木が元気に先発です。試合には出場できなかったので残念だけど、その悔しさを試合にぶつけてもらいましょう。 ワントップには永井が入って、浅野もそのままシャドーです。棚田や仙波の名前が上がっていたけど、ここはプレスの強度を優先したのでしょうか。相手がベルマーレなので、立ち上がりは永井がいいという判断でしょう。 多くの事前情報があったけど、今節も大きなメンバーの変更はなく、GKとFWの変更のみでした。 対するベルマーレは、8人がコロナ陽性になってしまい、選手のやりくりが大変そうです。試合は中止にならずに、通常開催になりました。中止で平日に代替開催だと両チームともうれしくないですね。特に過密日程にある前半だから。 ただ、ベルマーレも開幕から未勝利とサンフレッチェと最下位争いをしているほど低迷しています。ここで8人の離脱者はとても痛い所。そのチーム相手にサンフレッチェが勝てないようだと、今度はサンフレッチェが降格筆頭候補になります。 アウェイだからと言って、引き分けでなくしっかりと勝たないといけない試合だと思います。だからこそ、永井で前プレスを強めて、終盤にスペースが出来たらJサントス投入とプランだと思います。それだけに、早い時間帯の失点だけは気をつけながら進めたいところですね。 今日のtotoは、さすがに2と打ちました。冷静に考えれば引き分けが妥当な判断だけど、今日勝たないと後がないくらいの状況です。 GKから繋いでサイドにボールを出してシャドーを使うけど、そこは読まれているのでボールを奪われてカウンターを受けるという繰り返し。ほぼ同じシステムなので、マンツーマン気味になるので、ボールを受けてワンタッチ、ツータッチでテンポよく捌かないと、すぐに囲まれてしまいます。だから、スペースで受けることを考えないといけないけど、浅野には少し難しいのではないかと。去年より足元の技術がより要求されるので、技術のなさがでてしまいます(もっと頑張りましょう)。 審判にアドバンテージで流されたけど、PA手前で受けたファールのところでFKを蹴りたかったなあ。あの流れのなかでシュートを打つより確実にチャンスになったのに。場所と相手のDFの揃い方を見たら、そのまま笛でいいでしょう。 そうなると、できるだけ失点しないように進めたいところです。森島がボールを受けに降りてきて、奪われたピンチは最大のピンチでした。このシーンだけでなく、パスコースを探すうちにすぐに詰められてボールを失うことが多く、まだまだ発展途上ですね。 ベルマーレでなかったら、前半に失点していても不思議でないところで、前半を無失点でいったのはよかったですね。 後半も同じメンバーで始まります。「簡単にボールを失わないこと」という監督コメントがあっても、簡単に失うことも多いです。これは、引き分けでも十分かと思っていたら、待望の先制点が入ります。 藤井がドリブルで相手の背後を取って、マイナスのクロス。ニアに永井、中央に浅野が入ったことで、DFとボランチの間にスペースができて、ボールがファーサイドの満田へ。中に走りこんできた満田がしっかりとファーサイドに決めました。満田のJ初ゴールで先制です。 藤井のクロスからの得点で、クロスの練習がようやく実りました。浅野がクロスに対して滑っていたので、意図した動きと違うかもしれないけど、3人入って来たことが実りました。満田には、あのポイントに入ってくるように要求はしていたようです。 先制されたら跳ね返すのは難しいけど、先制したら逃げ切ることはできるかもしれない。後半26分に、永井→Jサントス、浅野→柴崎になります。シャドーに柴崎がはいると、ボールが回ります。浅野と違ってボールを失わずに回していけるので、リズムがよくなって、グランドを広く使った攻撃になります。でも、まあ最後は変わらない。それでも、相手を押し込んでカウンターのチャンスを少なくすることができるのだから、まだましか。 そして、疲れの見える満田を東に交代して、しっかりと守備を固めていきます。すると、塩谷がボールを奪って、ドリブル開始。Jサントスと並走しながら、ボールを運びます。ここでJサントスが裏へ抜ければ、大きなチャンスになるのに、Jサントスは並走するだけ。きっと塩谷をFWと思っているのでしょう。Jサントスを使って左サイドに流れてヒールパスで戻したボールを、東がシュート。でも、相手GKに弾かれてしまいました。やっぱり、持っていない。塩谷のスーパープレーが続いたシーンだったけど、最後の判断を誤ったか。角度がなくても、塩谷が打つべきでした(結果論委員会)。 最後は、森島→住吉、野津田→青山になります。住吉はワントップでJサントスがシャドーのようなポジションでした。住吉は、前からのプレスとクリアボールのターゲット要員でしょう。アディショナルタイムの藤井のクロスのワンバンドをダイレクトボレーで打ったけど、枠を外れていきました。あれが入っていたら、今後はFW確定だったでしょう(笑)。 最後は、ゴール前にボールを放り込まれてピンチがあったけど、なんとか守り切って今季初勝利をあげました。内容がよくても負けては勝点が積めないルールなので、今日の勝利で勝点3を得たのは、内容よりも結果です。 これで、6試合、1勝2敗3分の勝点6になりました。1試合1勝点で残留ペースに戻ってきました。残り34点、残留に一歩近づいた試合になりました。ただ、勝ったけどどちらのチームも弱いことが分かった試合でした。コロナがなければ・・・。でも、タラ・レバは禁止です。 p.s. 石原が引退になりました。セレモニーはなかったけど、試合終了後にサンフレッチェの選手とサポーターに挨拶していた模様が映っていました。3年間の在籍だけど、優勝(連覇)に大きく貢献してくれて、サンフレッチェの優勝を知る選手がまた一人引退したのは残念です。今後はベルマーレのアンバサダーになるそうです。浩司ができるのだから、石原でも大丈夫でしょう。和田もいればよかったのに(笑)。
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Last updated
2022年05月05日 16時24分12秒
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