クラシック輸入盤・新譜情報 by グッディーズ

2012/09/14(金)13:30

12-09 No.16-4

クラシック輸入盤(6093)

CDA 67908 ¥2080 C.P.E.バッハ:鍵盤楽器のためのソナタ集Vol.2 ―― ソナタ嬰ヘ短調H.37,Wq.52-4/ソナタ ホ長調H.39,Wq.62-5 ソナタ ハ短調H.121,Wq.65-31/ソナタ イ長調H.135,Wq.65-32 幻想曲嬰ヘ短調H.300,Wq.67/ロンド ニ短調H.290,Wq.61-4 ダニー・ドライヴァー(ピアノ) ピアノ王国ハイペリオンが次代のエースとして大きな期待を寄せている逸材、 ダニー・ドライヴァーが弾くカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714- 1788)の鍵盤ソナタ集Vol.2! バッハ一族の大作曲家であると同時に傑出した鍵盤奏者でもあったC.P.E.バッ ハは、200曲を超える鍵盤作品の作曲を行い、音楽理論と共に後世に大きな影響 を与えている。 創意工夫にあふれたC.P.E.バッハのソナタに取り組むダニー・ドライヴァー。 ピアノによるC.P.E.バッハの新たなスタンダードとなる可能性は高い。 録音:2012年1月19日-21日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン) CDA 67844 ¥2080 R・シュトラウス:歌曲全集Vol.6 ―― 変わらぬものOp.69-3/星Op.69-1/森を行くOp.69-4/ひどい天気Op.69-5 赤いばらTrV.119/目覚めたばらTrV.90/めぐり合いTrV.98 僕らは踊りだしたい気持ちだTrV.175/小川Op.88-1 ベルヴェデーレ上宮からの眺めOp.88-2/歌曲集《商人の鑑》Op.66 誰がしたのか?TrV.142/あおいTrV.297 エリザベス・ワッツ(ソプラノ)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の歌曲全集第6巻では、ヨーロッパで急 速に評価を高めているイギリスの若きソプラノ、エリザベス・ワッツがハイペリ オン初登場! 第6巻には、1921年に出版された歌曲集「商人の鑑」や、シュトラウスの生前に は出版されず、1985年にキリ・テ・カナワが初演を行った「あおい」などを収 録。 優れたプログラム構成、ヴィニョールズのピアノ伴奏、そしてエリザベス・ ワッツの歌声。充実の内容に改めて感服。 録音:2012年1月16日-18日、オール・セインツ教会(ロンドン) CDA 67904 ¥2080 18世紀ポルトガルの愛の歌 ―― 作曲者不詳: ガニンハ、私のガニンハ/ダ・シルヴァ・レイテ:テンポ・キ・ブレーヴェ・ パッサステ、フランシスコ・ゲラルドのトッカータ 作曲者不詳:フォイ・ポル・ミン、フォイ・ペラ・ソルテ ダ・シルヴァ・レイテ:オンデ・ヴァス・リンダ・ネグリンハ アヴォンダーノ:メヌエット第4番 作曲者不詳:ア・ミンハ・ネリーナ、エ・デリシア・テル・アモール ポルトガル:ヴォーチェ・トラータ・アモール・エン・ブリンコ ダ・シルヴァ・レイテ:メヌエット ポルトガル:ヤ・ヤ・メ・ヴァイ・マリーリア マウリシオ:ソブレ・アス・アサス・ダ・テルヌラ セイシャス:トッカータ第8番 マウリシオ:キ・フィズ・エウ・ア・ナトゥレーザ? アヴォンダーノ:メヌエット第6番 ポルトガル:クイダドス、トリステス・クイダドス マウリシオ:エ・アモール・ア・レイ・スアーヴェ スカルラッティ:ソナタ ヘ短調Kk.466 作曲者不詳:オス"メ・デイシャス"ケ・トゥ・ダス ラヴェントゥーラ・ロンドン、ザク・オズモ(指揮) 16世紀-18世紀の西ヨーロッパの音楽をレパートリーとするイギリスのピリオド ・アンサンブル、ラヴェントゥーラ・ロンドンのハイペリオン・デビュー・レ コーディング。 ハル大学の古楽学科でディレクターを務めている古楽器奏者ザク・オズモが 2009年に結成したラヴェントゥーラ・ロンドン。メランコリックでリリカル、 それであり明るくリズミカルな表情を持つ18世紀ラテンの愛の歌が、感情豊か に歌われる。 録音:2012年1月19日-21日、オール・セインツ教会(ロンドン) CDS 44311/3 3枚組 ¥4160 スタンフォード:宗教合唱作品集 ―― マニフィカトとヌンク・ディミティス変ロ長調Op.10/主は私の羊飼い 正しき人の魂は/いかに幸いなことか マニフィカトとヌンク・ディミティス イ長調Op.12 口でイエスは主であると公に言い表しOp.37-2 マニフィカトとヌンク・ディミティス ヘ長調Op.36 そして、私は別の天使をOp.37-1/我らの父 マニフィカトとヌンク・ディミティス変ホ長調 ユビラーテとテ・デウム変ロ長調Op.10 マニフィカトとヌンク・ディミティス ト長調Op.81 聖書の歌と6つの賛歌Op.113 テ・デウム、ベネディクトゥスとサンクトゥス ハ長調Op.115 マニフィカトとヌンク・ディミティス ハ長調Op.115 新しいエルサレムの聖歌隊Op.123/グローリア/聖パトリックの胸当て 栄光と力強き神Op.135-3/永遠なる父Op.135-2 フォー・ロー、アイ・ライズ・アップOp.145/マニフィカト変ロ長調Op.164 暗闇を照らす光よ/正しきことを述べる者の足は美しい ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、 デイヴィッド・ヒル(指揮) チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924)が英国国教会のために 作曲を行った「マニフィカトとヌンク・ディミティス」を中心とした宗教合唱 作品集がボックスになって新登場! 演奏が多くの名唱を聴かせてくれたデイヴィッド・ヒルとウィンチェスター大 聖堂聖歌隊というところもポイント。 録音:1997年1月&4月、ウィンチェスター大聖堂(イギリス) CDA 66964、CDA 66965&CDA 66974の新装移行再発売 <Helios> CDH 55413 ¥1280 ヒンデミット:ルードゥス・トナリス/組曲《1922年》Op.26 ジョン・マッケイブ(ピアノ/ファツィオーリ) パウル・ヒンデミット(1895-1963)の作曲理論、対位法や調性が作品として具現 化された代表作「ルードゥス・トナリス」。 ロマン主義から脱却を目指したヒンデミットの冒険的な作品を、自らも作曲家 として活躍する重鎮ジョン・マッケイブがファツィオーリのピアノで解明して ゆく。 録音:1995年7月18日-20日/CDA 66824からの新装移行再発売 <Onyx> ONYX 4105 ¥2180 汚れなき乙女、いじわる女、がみがみ女 ―― パーセル:祝福されし聖処女の戒め ベルリオーズ:オフェリアの死 ゲーテの《ヴィルヘルム・マイスター》より 6つのミニョンの歌 シューベルト:私に言わせないで、シューマン:その姿のままで、 リスト:君よ知るや,南の国、チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが、 デュパルク:ミニョンのロマンス、ヴォルフ:君よ知るや南の国 ホロヴィッツ:マクベス夫人 プーランク:歌曲集《偽りの婚約》、愛の小径 ポーター:ザ・フィジシャン デューク:エージズ・アゴー ロジャース&ソンドハイム: ボーイ・フロム・タカレンボ・ラ・トゥンバ・デル・フエゴ・サンタ・ マリパス・サカテカス・ラ・ハンタ・デル・ソル・イ・クルス スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、マルコム・マルティヌー(ピアノ) 2008年にオニックス(Onyx)からリリースされたソロ・アルバム、22人の作曲家 による「フランス歌曲の百年」(ONYX 4030)で素晴らしい歌声とプログラムを披 露してくれたスーザン・グラハム(グレアム)。 名伴奏者マルコム・マルティヌーとのデュオで贈るスーザン・グラハムの新し いプログラムは、女性の感情の変化を歌った「汚れなき乙女、いじわる女、が みがみ女(Virgins, Vixens & Viragons)」! 汚れを知らなかった清らかな乙女が、次第に狡賢さを覚え、果てにはがみがみ とまくし立てる女性へと変貌してゆく過程、揺れ動く感情を際立つ歌唱力で表 現するスーザン・グラハム。 これほどまでに大胆かつ見事なコンセプトと至上の歌声を併せ持つ歌曲集には、 なかなか出会うことは出来ないだろう。 ONYX 4102 ¥2180 海 - フォーレ、シューベルト&ドビュッシー:歌曲集 ―― ドビュッシー:ヴェルレーヌの詩による3つの歌曲、美しい夕暮れ フォーレ: 歌曲集《幻想の水平線》Op.118、歌曲集《ある1日の詩》Op.21、 ゆりかごOp.23-1、ひそやかにOp.58-2、漁師の歌Op.4-1、涙Op.51-1 シューベルト: 舟乗り、海の静けさ、冥府への旅、ドナウにて、エルラフ湖、 ゴンドラの漕ぎ手、帰り道、川辺にて、冥府から来た群れ ヘンク・ネヴェン(バリトン)、ハンス・アイザッカース(ピアノ) ヘンク・ネヴェンは、オランダのアムステルダム音楽院でマールテン・コニン グスベアガーとマルグリート・ホーニクの薫陶を受け、2011年には権威あるオ ランダ音楽賞(Nederlandse Muziekprijs)の受賞、オニックス(ONYX)からのソロ ・デビュー(ONYX 4052)を果たし上昇気流によるオランダ期待のバリトン歌手。 フランスのフォーレとドビュッシー、歌曲王シューベルトの音楽で構成される "海"テーマとしたプログラムでは、ヘンク・ネヴェンの豊かで気品のある歌声 が、海や水にまつわる多様な色彩感と感情を歌い上げる。ネヴェンの歌声が、 オランダに到来したバリトン新時代の証拠となる。 <Linn> CKD 417(SACD-Hybrid) ¥2380 鳥の歌いまは絶え - チューダー朝時代のラテン語の音楽 ―― バード:光なり日なるキリスト/ホワイト:エレミアの哀歌 パーソンズ:アヴェ・マリア/バード:主よ、御身の神殿に住まんとするは誰か パーソンズ:主よ、御身の神殿に住まんとするは誰か バード:われらはいかに主の歌を歌わん、エレミアの哀歌 ホワイト:光なり日なるキリスト(IV) マニフィカト、フィリップ・ケイブ(指揮) マニフィカトが歌うバード、ホワイト、パーソンズの教会音楽には優れた対位 法が発揮されており、カトリックと英国国教会が両立した時代におけるラテン 語の名作である。 マニフィカトのハーモニーの全てを捉えるリン(Linn)の優秀録音が、今回も絶 大な効果をもたらしてくれることだろう。

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