孫
以前にも書いたように子供とりわけ赤ちゃんの成長は早いだから子育てという約20年ほどの長い期間においてもその一瞬一瞬における子育てというのは短時間の経験であるし一生のうちでも2,3回の経験しか出来ない(例えば4カ月の赤ちゃんを育てる経験というのはほんの十数日くらいの経験でしかなくしかも自分の子供の数だけしか経験できないことになる)我が子を育てていて成長していくのが楽しみである一方このひと時が過ぎていきしばらくはこのひと時の子育ての経験が出来なくなることが寂しくも思えてしまうしかしこれは仕方ないことであるだからこそ孫が出来たとき数十年ぶりに同様の経験が出来ることに喜びを感じるようになるのかもしれないと僕の母親を見ていて思う孫の世話をする母親の姿をみて僕を育てていたときの様子を垣間見ることができるそしてまた感謝の気持ちを思わずにいられなくなる多分その感謝へのお礼が母親に孫の世話をさせてあげることなのだとも思うおそらく母親に対して最上の親孝行ではないかと思う