カテゴリ:薬に関すること
おはよーございます。。。
眠い、、、、
先日、サノフィさんのWebセミナーを受けたんで、少し紹介しますね。。。。
サノフィさんは結構Webセミナーやってるので、お勧めですよ。。。
「小児への服薬指導」
ってことで、慶応の木津 純子先生が講演してくれました。。。
内容は以下3本柱。。。
〇小児における薬物動態の特徴
〇小児薬物療法における問題点
〇剤形ごとの服薬指導のポイント
簡単に紹介すると、、、、
〇小児における薬物動態の特徴
・「吸収」 「分布」 「代謝」 「排泄」って部分が、成人と違うから注意してねってことなんだけど。。。なかなか活用するのは難しい、、、、かな。。
・子供ちゃんは、体内の水分量が多い(細胞外水分が多い)ので、ペニシリン系薬剤とか水溶性薬剤の投与量が成人より多い。。 ⇒パセトシンなんかが90mg/kgとかで出るのもそのせいなんでしょうね。。。
・代謝の部分で、Cyp活性が成長とともに動くので、テオフィリンのクリアランスが結構変わるとのこと。ただ、新生児は25~50%くらいの活性で、3~6ヵ月くらいで成人並みになるとか。。。 うちのところではそんな新生児にテオフィリン出さないよ、、、とか思いつつ。
〇小児薬物療法における問題点
・ケトチフェンなんかの抗ヒスタミン薬はけいれん発作を誘発する可能性があるので、注意。 ⇒これって、単独でもあるのかしら???ザジテン、ジルテック、クラリチンはけいれんの報告があるみたいね。。
⇒うちでは結構、アトピーや蕁麻疹なんかの皮膚症状が出ている人にケトチフェン処方されるので注意せねば。。。。。
〇剤形ごとの服薬指導のポイント
ここが最も聞きたかったところ、、
なぜなら、服薬を拒否する子供ちゃんにどうやったら薬を飲ませることができるかってことが知りたかった。。。
わが子もそうだったけど、ある年齢層になると、突然服薬を拒否し始めて、何が何でも服薬を拒否する。。。全身全霊で、、、、(笑)
そうなる子供ちゃんにでも服薬できる方法はないのか???ってね。。。
僕はそれを「魔法の方法」って位置づけて、探しているところなんです。。
で、内容は、、
・服薬拒否、困難の理由は、、、、全ての年齢層で味が原因で多かったんだけど、
0歳台の子供ちゃんは結構ザラツキを理由にする(どないやって聞いたんだろう?)のが結構多かった。。これは参考になるかな。。。
・マクロライド系は酸性飲料との相性が悪いなんてのも有名ね、、、
・新生児用のスポイトがあるらしい。。。のどに間違って突っ込みすぎないような形状。。
・おちょこに入れて飲ませると、口当たりが良いみたいです。。。
・粉薬は水などに溶かしてから5分もすると苦味などが出てきて飲みにくくなるみたい。。
・軟膏の話。1FTU(0.5g)って単位があるでしょ?手のひら2枚分って。。 これ、ぼくも説明の時に使ってたんだけど、日本のチューブの口径って統一されてないから、一概に言えないんだって。。。はぁ??って感じ。今さらなの??
5gチューブだと1FTUが0.2gのものとかもあって、これだと半分以下だよね。。。 25gチューブだと1FTU0.5gくらいなんだって。。。
これって当たり前の話??聞いたことなかった、、、勉強不足。。。甘かった、、、
・粉薬をアイスとかゼリーとかに挟むのは、ペースト状にしてからなんだね。。。そりゃそうだよね。。。。患者さんと話をしていてもなんか粉のままなのかなと思ってしまっていた、、、だれか教えといてよ(笑)
これくらいかな。。。。
少し、恥ずかしくなるくらい知らないこともあったりして、なかなか参考になりました。。
ただ、誰でも服薬ができる魔法の方法はなかった。。。。。どっかに落ちてないかな。。。
本日もありがとうございました。。。熱中症は気をつけてね。。。
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Last updated
2013.06.16 06:56:24
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