カテゴリ:体調不良
以下の話は、8割私に都合がいいようにフィルターかかってます。
日記なんてそんなもんです。 私を知らない人は、「キモい女がいたもんだ」と思うかもしれません。 普通の会場での私を知ってる人は、「ちょwwwそれ絶対別人wwwきもwww」と思うかもしれません。 私を知ってる人は「さすが乙女wべったべたwww」と思うかもしれません。 私は去年、初恋をしました。 ほんの偶然で、それまで友達だった、「カッコイイなあとは思っていたけど圏外」な男性とです。 圏外というのは、私にとって、ではなく、向こうから見てきっと私は圏外なんだろうな、ということです。 とあるきっかけがあり、それから程なくして、偶然にバーで彼に出くわしました。 それで、もうこれは成り行きだな、と思って、私の方からわかりやすく誘いました。 好きとかじゃなく、ただ流れに身を任せました。 はじまりは、そんな弾みのような出来事だったのです。 ただの遊び相手のつもりでした。 知り合って1年くらいたっていたころでしたが、私たちは普通にお友達でした。 けれどそれから。 毎日のように電話があったり、毎週会ったり、平日も都合つけて待ち合わせたりしました。 「ねえ、今、あなたに恋をしたら、私これが初恋になる。あなたに恋をしてもいいですか?」 そう聞いたのを覚えています。 関係をもちはじめてひと月ほど経ったころのことです。 それから、私の振る舞いのせいで彼を泣かせてしまったりもしましたが、お盆にサプライズ訪問があったり、六甲山で夜景を見たり、明石大橋を渡って観覧車に乗ったり、初めて、とても特別な人と見る景色の美しさ、とても特別な人とすごす時間の楽しさを知りました。 横顔を見つめているだけで、何も話さなくても幸せで、好きで、飽きることがありませんでした。 こんなに満ち足りたことが、彼に会うまではかつてなかったのです。 彼には妻子があり、勿論私とのメールのやり取りなどは消去しているだろうと(そうしていないようなそぶりはありましたが)家庭を背負う男性の良識を信用していましたので、私も、もし彼が困った事態に追い込まれたときに私の方に諸々の証拠が残っていてはまずいだろうと、彼からのメールはどんなに惜しくても、いちいち消していました。 ただひとつ、誕生日の零時ピッタリにもらったメールだけは消せずにいますが。 年末にも、数日一緒に過ごしてくれたり、かわらず優しい彼でしたが、年明けあたりから、またしても私の振る舞いで彼を傷つけてしまいます。 少しずつ電話が減り、平日に会うこともなくなり、月に一度会うのがやっと…。 先の予定を聞かされ、私はとてももどかしかったのです。 だってあのとき会いに来てくれたじゃない。 そう言いたかったのですが、彼を取り巻く環境がかわってきていることも感じていましたので黙っていました。 彼がわざわざ作ろうと言う気になってくれなければ、永遠に彼は忙しいのです。 勿論納得はできませんでしたので、電話口の私はしばしば扱いにくい女でした。 「なんか、おまえ、めんどくさい」 愕然としました。 メールは消去、電話はかけない、ひたすら待っているだけのバカバカしいほど都合のいい女だと自分で思っていたのです。 髪をあらったり、いろいろとサービスしたり、食事の嗜好を把握したり、実際なにかと具合よくおさまっていたはずでした。 彼はよくふざけて「殺して?」と甘えてじゃれてくる人でしたが、私はそのたび実は深く傷ついていました。 むろん彼の人生の陰になる部分ではありますが、私は彼と生きたかった。 彼は優しく、彼と一緒に過ごす時間は頻度は稀でも、十分しあわせなものでした。 殺して、と言われるたびに、なんとも言えない困惑と疲労感に包まれました。 願わくば、彼が今、関係を持っている女性に、「殺して」と言わなければいいな、と思います。 そして私はまたしても弾みで別の男性と関係を持ちます。 その後、久しぶりに彼と過ごしたその時に気付きました。 私の身体はかわってしまった。 私の動揺は彼にも伝わったでしょうか。 きっとバレたと思います。 そして翌日私は別れを切り出しました。 でも、それが悲しくて悲しくて。 当然です。 私は彼が好きなのです。 離れたくなどありませんでした。 その後も、実際に会うことはありませんでしたが、緩やかに連絡を取り合っていました。 ですが、私は寂しがりやなのです。 前述の別の男性に次第に夢中になりました。 そしてまもなく、ある日を境に、突如として彼は違う人になりました。 今まで感じたことのない壁がありました。 それがなんなのか見定めようと目を凝らし、うっすら何かが見えました。 うっすらならよかったのですが、その数日後、決定的なものを見てしまいました。 あの表情、覗き込む仕種、ドギマギしたときのめもと、そして「殺して」の一言。 私は深く傷つきました。 それが何なのかわからないくらいの衝撃度の高さでした。 だって、私には新しいかわいい恋人がいるのです。 だから彼とは実質もう終わっていたのです。 何故こんなに心臓が痛くて、眠れず、まばたきも息もできないくらいに動揺してしまうのか、さっぱりわかりませんでした。 そして、あぁ、と思いました。 これでようやく初恋が終わるのだと。 彼の助手席の居心地のよさを懐かしむ気持ちがないわけではありませんが、それはもう、終わったことなのだと知っています。 私は今まで、恋が終わり、次の恋が始まれば、先の恋の「好き」はなくなるのだと思っていましたが、そうではなかったようです。 きっとたぶん、ずっと好きなのだと思います。 今の恋人を好きでいるのとは別に、ずっとそうなのだと思います。 ※タイトルは、彼の家の近くであった夏フェスで聞いた歌の歌詞の一部分です。 自転車で、危険地区(笑)を二人乗りで走り抜けるのは、なかなかスリルのある楽しい出来事でした。 そばにいる大事な人は、彼でした。 今は違う人がそばにいて、私は違うけれども同じ幸せに包まれています。 あの時、彼が泣いたわけが今ならわかります。 私は酷いことをしました。 彼はあの時、今の私が味わっている痛みを味わっていたのでしょう。 今の恋人には、させたくない思いです。 彼に尽くせなかった分、恋人を大事にすべきだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.14 00:45:09
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