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ビール片手に

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美術館・展覧会・ギャラリー

April 2, 2008
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アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)は、パリのモンパルナスで活躍しエコール・ド・パリを代表する画家として知られています。乃木坂の国立新美術館で、彼のプリミティヴ美術の影響を色濃く示す初期のカリアティッドの作品群から、独自の様式を確立した肖像画にいたるまでの幅広い作品を紹介していたので、観に行ってきました。モディリアーニが、アフリカやオセアニア等のプリミティブ美術(原始美術)に深い関心を寄せていたことがうかがえる内容でした。
モディリアーニ.jpg

彼の絵は、個性的ですね。肖像画モデルは、一様に無表情なものが多い。極端になで肩で首がすっと長い女性像を好んで描いています。初期の女性柱像(カリアテッド)のデッサンの女性らしいまろやかな曲線が、そのまま肖像画へと特徴を残し、描き継がれたようです。また、本当に気心知れた人物以外の瞳を、書き入れることはなかったようです。彼が描く独特のアーモンド形の瞳は、描かれても片目だけのものもありました。

彼は、眉目秀麗の青年だったようです。生前の写真が何枚か展示されていました。幼少時から病弱で、才能をなかなか認めてもらえず、静養の為に移ったニースで数々の作品を生み出した頃、ようやく個展での手ごたえを掴みましたが、その後大きな成功を実感することなく、35歳で早すぎるその生涯を閉じました。彼が32歳の時、18歳の画学生ジャンヌ・エビュテルヌ(1898-1920)と出会い、互いの人生に大きな影響を与えます。モディリアーニに対し、「薄幸な妻」として語られることの多いジャンヌ。彼女も彼の二人目の子を宿しながらも、モディリアーニを追って亡くなります。

私はやはり、彼の描いた絵の中ではジャンヌの肖像画が、一番好きですね。彼の作品にしては珍しく表情豊かで幸福感に充ちた存在感のある作品だからかな?
20080329.JPG






Last updated  April 3, 2008 06:30:23 PM
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February 13, 2008
テーマ:京都。(5560)
京都文化博物館で開催中の、川端康成と東山魁夷展を鑑賞しました。

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ノーベル文学賞作家・川端康成と日本画家・東山魁夷の間で交わされた手紙や、魁夷作品、康成の美術所蔵コレクション等の展示がありました。

東山魁夷の絵を見ると、いつも心の中の雑念やわだかまりがすっと取れるような気がします。
美しい色調、豊かな自然の深遠を謳歌する絵に、時を忘れ、惹き込まれるにじっと見入ってしまいます。
色彩の変化や構図のバランスが絶妙で、静寂の中に凛とした強さがあります。また、柔らかな曲線が描く日本の原風景や四季折々の姿は、観る人の心をしっかり捉えて離しません。


京洛四季のコーナーも設けてあり、魁夷が四季折々の京を描いた絵画に多くの人々が集っていました。京洛の四季では、なんといっても「花明かり」が素晴らしかった。円山公園の枝垂桜を描いたこの作品は、「一期一会」という言葉の重みを感じます。
「年暮る」も、しんしんと音もなく降る雪に包まれる京の街を描き印象的だった。移り変わり消えゆくものへの愛惜が込められた秀作。

「樹根」は老木に宿る生命力の力強さを感じました。絵の具にラメ素材が入っているのか、見る角度により絵がきらきら輝きます。

二人の手紙は保存状態が良く、汚れも痛みも殆どない状態で展示されていました。二人が、お互いの手紙を大切に保管されていたことの証ですね。
魁夷の筆は流れるような見事な筆の運びで、その時々の素直な思いを綴っていました。川端康成は力強く、墨の濃淡のはっきりした筆跡です。年下の画家魁夷を思いやるような文章を残し、文面には二人の美意識の高さが滲み出ていました。

康成の入院中、お見舞いに魁夷が描いて送った絵画や、二人の合作であるニ曲屏風なども展示。美術収集好きな康成が、胆石で東大病院入院中に、外出して骨董店で見つけ、すぐ買い求めそのまま病院に連れて帰ったという聖徳太子像もありました。柔和な曲線が美しくて、病室で毎日その姿を眺めていたというエピソードは微笑ましく思えました。

絵画と文学、表現する世界は違っても、心で通じるものが多かった二人の交流を覗けて、とても面白かったです。







Last updated  February 13, 2008 06:32:06 PM
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February 11, 2008
テーマ:京都。(5560)
三十三間堂を出て、向かった先は、筋向いにある国立博物館。
こちらで、開催中の憧れのヨーロッパ陶磁展を観てきました。

博物館の建物自体が重要文化財。フランスのドリック様式の重厚な洋館の建物で、美しく見応えがあります。噴水のある庭園もヨーロッパ調。ゆったりとした伸びやかな空間が、人々を優しく温かく迎えてくれるような気がします。
京都国立博物館.JPG
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防寒対策でロングブーツを履いてきた私。寺院拝観は、その都度靴の脱ぎ履きが必要ですが、これが結構面倒。でも、博物館はその必要がなく楽ですね。

フランス セーブル.jpg

世界の伝統的陶磁工芸を支えてきた窯元の誇る名品が、数多く展示されていて、見応えがありました。
マイセン磁器のテーブルセッティングのコーナーも三箇所設けてあり、美しい装飾を施した陶磁器が銀カトラリーやカットグラスと共に、食卓を飾っていました。
食事をすると、少しづつ姿を現してくる白鳥のレリーフ皿なんて、ため息がでるような華麗さです。写真撮影も模写も一切お断りだったので、しっかり脳裏に刻んでおくことにしました。

伝統工芸は、多くの職人の努力や知恵の積み重ねの賜物。
どの作品にも、経験の重みと永年の歴史を感じます。繊細な細工を施した磁器も素晴らしいし、欧州から日本へ運搬途中、不運にも座礁して海底から引き上げられたものと見られる磁器など、スリリングなエピソードも添えられて、想像を掻き立てられました。

常設展示も鑑賞。日本の名刀・高台寺蒔絵などの展示があり、こちらも堪能しました。漆器に豪華な金細工を施した蒔絵は、艶やかでその時代の繁栄を物語っています。秀吉と北の政所(ねね)の所蔵品も多く、贅沢な骨董を間近に愛でることが出来ます。日本の伝統工芸も、欧州に負けず劣らず、素晴らしい!

外に出ると、結構な雪が積もっていてビックリしました。
停留所でカサもなく(持参するの忘れた)バスを待っていると、何人かの方がさりげなく見ず知らずの私に「どうぞ」と傘をかざしてくださるという優しい志に触れて、感動。私も、自然にこういう所作の出る人になりたいと思いました。







Last updated  February 11, 2008 03:02:35 PM
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November 25, 2007
両国の江戸東京博物館で開催されていた文豪.夏目漱石展を鑑賞。

日曜日だったので、多くの人々が鑑賞に訪れ、博物館も熱気に溢れ賑わっていた。

漱石は1867年(慶応3年)生まれ、誕生の翌年、江戸は東京と改められ元号も明治へとうつった。つまり明治の年号と漱石自身の年齢が重なることで、展示物の表示年月も鑑賞者にとても解りやすい。(この年に漱石の年齢はいくつだったかがすぐにわかり、彼の暮らしぶりを容易に想像できる。)

弟子の小宮山豊隆が、太平洋戦争の空襲による焼失を避けるため、漱石山房(漱石最期の住居)から、自ら図書館長を務めていた東北帝国大学(現・東北大学)付属図書館に移動させて、奇跡的に残った、蔵書3000冊をはじめとする漱石ゆかりの資料が展示されていた。

絵画への造詣も深く、自筆の書や絵画も数多くあり興味深かった。

母は昔から、好きな作家の中でも、特に漱石贔屓だった人。自宅にも漱石関連コーナーを作って大事に作品を読んできた人で、展示物の殆どは以前に見聞きしたものだったりで、そう真新しいものはなかったようだった。

でも、私は漱石の学生時代、数学も得意で建築学を目指した頃もあり理系にも優れた才能を併せ持っていたことなどを展示物で初めて知り、面白く感じた。

筆まめだった漱石が留学先の英国から夫人に手紙を何通も送っているのに対し、鏡子夫人からは返事が殆ど来なくて激怒したらしい。この対照的な夫婦の姿も垣間見れて、楽しい。

50年ほどの短い生涯の中で、彼が何を考え、どのように暮らしてきたか、実際の足取りをたどる形での展示されていて、興味深かった。

江戸東京博物館の常設展示部分もボリュームたっぷりで見応えがあり、両方を納得いくまで観るとなると、時間がいくらあっても足りような感じだった。

写真は、常設展示の撮影許可場所での展示物 
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部活を終えて夕食合流する予定の上の子を博物館前で、かなり待たせてしまった。
「築地でお寿司を食べる」と言う当初の予定を変えて、両国でちゃんこ鍋を食べて帰ることになった。









Last updated  November 26, 2007 08:21:47 AM
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November 17, 2007
明治神宮.JPG

パソコンの不具合が続き、修理に出しました。
メモリー端子の一部が壊れていたようで、その部分のみの修理で済みホッとしました。

前回エントリーより随分日が経ってしまいましたが、旅の思い出の続きです。

代々木に会社の宿泊研修施設があり、そこに宿泊した私達は、朝の散歩がてら明治神宮に参拝。
早朝、深い森の中を散歩すると、空気も澄んで身も引き締まるような気がする。
愛犬との散歩やジョギングに励む人など様々。
お日柄が良いのか、婚礼準備を進めるカップルにも出会い、幸せそうなお二人の姿にこちらまで清々しく晴れやかな気分になる。

今回の旅は、母の希望の場所を優先して回ることにしていた。
朝食後、NHKスタジオパークまで散歩がてら移動し見学。
風林火山のセットや舞台裏が見れて面白かった。立体映像が楽しめる3Dスタジオなど見所も豊富。

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その後、上野方面へ移動し不忍池で、簡単ランチ。

夕食は、毎晩のように部活を終えた上の子と合流し、腹ペコの子供に合わせてリッチな食事をしてたので、昼ご飯は簡単なもので済まそうよってことになり、池の側のベンチでお弁当を食べた。

短歌を詠むのが趣味の一つである母から、所属している歌会やユニークな仲間の話を聞く。
不忍池は初めて来たけど、蓮の葉がびっしりと池一面に広がり水面が見えない。
蓮の花は、咲くときにポンと大きな音を立てて咲くらしい。
天気も良く、昼下がりのベンチはとても気持ちよく、いい休憩時間になった。

その後、両国へ移動。江戸東京博物館・文豪夏目漱石展を観る。(続く)






Last updated  November 17, 2007 11:10:52 AM
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October 30, 2007
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今年も、下の子が出場する合唱コンクール全国大会(今年は岩手県盛岡で開催)に
母と一緒に応援に行くつもりだったが、残念ながら入場券の抽選にはずれてしまった。
盛岡行きを断念し、急遽予定を変更。
代わりに、創立125周年記念行事で賑わう上の子の通う大学や、その周辺を回る旅を楽しんできた。

JR高田馬場駅から、二人でゆっくり話をしながら徒歩で大学に向かい
創立125周年記念企画展の「演劇人 坪内逍遥」を鑑賞。
逍遥の文学・演劇・教育の分野など多岐にわたる業績を著書や原稿で彼の生涯をたどり、数々の愛贓品に触れる見応えのある展示を堪能した。

木彫りの美しい能面に触れるコーナーで、生まれて初めて能面を顔に纏ってみた。
能面から見る世界は、思ったよりも視野が広く見渡せ、意外に感じた。
母は私よりも本を沢山読んでいて博識なので、鑑賞中、私の知らない様々な面白い話を横でしてくれるので、鑑賞も倍に楽しめた。

その後、神楽坂の方まで移動し、赤城神社・かくれんぼ横丁・兵庫横町・毘沙門天など、見て回る。
気持ちが爽快になるような天気にも恵まれ、和菓子屋さんでおやつを買ったり、ホン書き旅館として有名な若可菜さんを見たり、母との会話もはずんだ。
若可菜さんは、文豪が有名な文学作品を書いた旅館。
和と洋が同居するような不思議な魅力に充ちた町並や、この町を構成する小さな裏路地。
美しい石畳や、微妙に上下する坂道の勾配は、創作に疲れた作家の疲れを癒し、新たな創意を生む源になったのだろう。

年明けにステップアップの試験があり、その勉強で読書時間が大幅に減ってしまっています。
時間を見つけ、気分転換の為にも、旅の記録等、ゆっくり綴っていこうと思います。






Last updated  October 30, 2007 10:33:19 PM
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