ベアリング交換
実家に行ってみると、部品取りエンジンが届いていました。随分と汚いですが、とっととばらしましょう。必要なのはクラッチカバーとクラッチバスケット、ミッションとフライホイール。プライマリギヤとクラッチバスケットに、もう1ついらないミッションのギヤをかまして固定するという荒業をつかってみました。プライマリギヤのロックナットはうまく外れました。しかし!クラッチのロックナットを外そうとして、ホルダーをかけてロックナットを力いっぱいまわすと・・・ボキッ!!向きを変えて二回やりましたが二回とも折れました!困ったぞ~もうこのクラッチを外す手段がありません。これが外れないとミッションも取り出せないという事態に。どこかへ持っていって外してもらえばいいのでしょうが、もういやになってしまいました。もうミッションはええわい!あとはフライホイールを外して、ためしにRTL250Sのフライホイールをあわせてみると、テーパーは同じようです。実際嵌めてみると、適合するようです。しかし、重さを測ってみると、TLR:2.82kg、RTL:2.65kgで、TLRのほうが重かったので、流用する意味はないかもしれません。さらに削る余地という点ではTLRの方がありそうです。左がRTL,右がTLRです。さて、部品取りエンジンはもう見ないことにして、TLR改エンジンをやりましょう。ミッションのベアリングを交換しましょう。ベアリングを抜く際、すこしでもケースのダメージを軽減するため、ケースをあたためておきます。ケースを伏せておけば、運がよければポトリと落ちるらしいのですが、そううまくはいきませんでした。たいした効果はないと思いますが、叩く前にちょっとインナーを冷やしてみました。マイナスドライバーをあてて慎重に叩くと、ズッズッとベアリングが下がっていきました。新しいベアリングも、冷凍庫で冷やしておいて、あたためたケースに叩き込みました。抜いたベアリングを上からあてて、外周を少しずつ叩いて入れるのが定番のようです。オイルを塗ることをお忘れなく。うまく交換することができました。同様にして反対側もやりました。しかし、下の矢印のベアリングは裏から叩くことができず、プーラーで引っ張らないとダメみたい。ん~ここはほっとくかなぁ。でもちょっと回転が渋いような気がするし・・・とりあえず今日はここまで。この部品取りTLRエンジンと、XLエンジンはもう捨ててしまうことにしました。部屋がオイル臭くて家族から苦情がでてきたので、早いところ完成させてしまわねば。