読んだ本 2以降のブックレビューはこちらに↓に移します。 ☆手紙 東野圭吾 文春文庫 590円 帯にあった「日本中が涙した」というのはオーバーじゃないかと思いました。 涙するというよりも、やるせない感じ。 こころが重くなったまま終わってしまいました。 不朽の名作なのかな? ☆愛すべき娘たち よしながふみ 白泉社JETSCOMICS 552円 娘と母、娘と祖母、母と祖母、など女性を取り巻く様々な形の愛を描いています。 そして、みんな少しずつ寂しい。 ☆知っていますか?アダルト・チルドレン一問一答 斎藤学 解放出版社 1260円 ACに関する疑問をQ&Aで簡潔にまとめられています。 入門書として役に立ちます。 ☆追憶のかけら 貫井徳郎 実業之日本社ジョイ・ノベルス 1000円 夫婦喧嘩の末、家を出た妻が事故で亡くなる。 愛娘は妻の実家に取られ傷心の大学講師。 そこに持ち込まれる自殺した無名の作家の手記。 幾重にも張り巡らされた罠にからめとられ身動きできなる男。 主人公の男に共感できないところも多々ありますが、話としてはそこそこ面白かった。 ☆自殺島 1 森恒二 白泉社JETS COMICS 514円 まだ1巻しか読んでいませんが。 自殺未遂を繰り返す“常習指定者”が送り込まれる南の孤島。 通称・自殺島。 そこに法はなく、生きるも死ぬも殺すことさえ自由。 死を選ぶ者、生きるための方法を探す者。 サバイバルに耐えられる者は新しい生き方を見つけられるのだろうか? ☆ドキュメント 女子割礼 内海夏子 集英社新書 700円 なんとなくは知っていたけれど、ここまでは知らなかった。 アフリカを中心にまだまだ根強く残っている女子割礼の風習。 生々しい女子性器切除の様子は目をそむけたくなるけれど、 現実に生きていくために苦しい風習に耐えなければならない少女が 世界にはたくさんいることを同じ女性として知るべきだと思った。 ☆ピリオド 乃南アサ 双葉文庫 857円 物語の始まりが暗い。 木枯らしの吹く津軽。 その始まりが暗示するように、重く息苦しい毎日の生活。 面倒な親、兄弟から離れて暮らしていても、断ち切れない様々なしがらみ。 兄、兄嫁、甥、姪、恋人・・・ 人生のピリオドを見つめながら生き続ける日々。 どこに安らぎはあるのだろう。 ☆殺人症候群 貫井徳郎 952円 双葉文庫 「症候群三部作」の完結編。 何気なく手にとって読み始めた三部作の第一弾「失踪症候群」で ずっぽり貫井ワールドに引きずり込まれ、この人の文庫はほとんど読みつくしました。 ミステリーとしても勿論面白いですが、人間描写が深いのが更にすきなところ。 警視庁の特殊チームの話。 ☆私の中のGLAY 清水由貴 1300円 コアハウス まだこんなアンオフィ本があったのか?と中古で買ってみた。 GLAYがデビューする直前直後の2年間スタッフだったと称する女の子の本。 何割が本当なのかな? 3割くらいかな? 少なくても、キルスレイドのTOKIさんとは当時からの友達だったこと、 TAKUROくんのお母様の化粧が濃いのは本当らしい。 それにしても暴露が目的でないなら書かないほうがいいこと、書くべきでないことが多すぎ。 おばちゃんは大人だから、いろいろ流して読めますが、若いお嬢様の目に留ったらヤバイですわよ。 ☆行きつ戻りつ 乃南アサ 新潮文庫 476円 家庭の中の様々な悩みや葛藤を抱えた主婦たちが何かを変えるために旅に出る。 12の短編集。 私にしては非常に珍しく、乃南さんの本なのに退屈でした。 ☆紫蘭の花嫁 乃南アサ 文春文庫 543円 ウエディングドレスの試着室から突然消えた花嫁。 誰かから逃げ続ける花屋の店員。 誰かを追い続ける刑事。 そして連続殺人事件。 まあ、普通におもしろかったです。 ☆流星ワゴン 重松清 講談社文庫 695円 死んでもいいかなあと思った男が5年前に交通事故で死んだ父子の乗るワゴン車に 拾われて時空を超えた旅に出る。 人生の岐路にもう一度戻ってやり直しはできるのか? 自分だったらできるかな? やり直し。 失敗の人生だっとしてもその時々は精いっぱいの選択をしてきたのだろうと思うし。 やり直さなくていいから、やっぱり死にたい。 ☆カシスの舞い 帚木蓬生 新潮文庫 514円 分裂病と覚せい剤中毒の研究をするフランスの大学病院を舞台に起こる バラバラ殺人をきっかけに脳研究所での人体実験があばかれていく。 この世には4つの狂気があるという。 ☆代筆屋 辻仁成 幻冬舎文庫 480円 売れない小説家が始めた、人さまの手紙を代筆する代筆屋。 看板は出していないのにクチコミで次々お客が来る。 手紙の良さがほのぼのと伝わってきて、読んだ後はてがみを書きたくなる。 ☆イキガミ 1~7 間瀬元朗 ヤングサンデーコミックス 540円 「国家繁栄維持法」とかいう法律で、小学校1年生に強制的に注射を打たされる。 その注射に混入したナノカプセルにより1000人中1人の若者が18歳から24歳の あらかじめ設定された日に命を奪われる。 しかしその運命を知らせる「死亡予告証(イキガミ)」が本人に届くのは 死の24時間前。 それによって国民に命の大切さを教えようとする国家。 設定は無茶苦茶だけど、死を前にして人間が何を思い何をするのか?しないのか? それは面白いと思いました。 日本がこんな国家になったら生きていたくないけどね。 ☆くままごと (1) 黄島点心 リュウコミックススペシャル 680円 くまのお母さん(学校の先生とかけもち)と大量のこぐま達のままごとみたいなお話。 お父さんは事情があって逃亡中。 まあ、くだらないギャグまんがですが、脳を休めたいときにはいいかも。 悪役のパンダもなんとなく好き。 ☆イン・ザ・プール 奥田英朗 文春文庫 476円 総合病院の薄暗い地下室にある神経科の医者は「いらしゃ~い」と患者を迎える。 変な医者と変な看護師。 変な治療法。 でも、いつの間にか医者のペースに引き込まれて、あれ?治った?? 名医なのか? ヤブ医者なのか? ☆心霊探偵八雲1~5 神永学 角川文庫 580円 死んだ人の魂が見えるという赤い左目を持つ大学生、八雲。 彼に心霊写真の調査を依頼したことがきっかけで、彼と共に 様々な事件に巻き込まれながらも、彼を憎めない女子大生晴香。 そして彼に難事件の捜査協力を依頼しに来る刑事の後藤。 3人のコミカルな会話の背景にある、八雲の出生の秘密。 そして、両目が赤い男の存在の謎。。。 まだまだ話は続きそうです。 ☆分身 東野圭吾 集英社文庫 695円 札幌の女子大生は自分と瓜二つの女性がTVに出ていたことを知らされる。 東京でバンドをやっている女性はTVに出ることを母親に強く止めらる。 二人の女の子のつながりは… 二人の出生の秘密とは… 現代医療でのタブーの領域にせまる。 一気に読ませる勢いがあります。 ☆どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 講談社文庫 590円 警察官の妹が偽装を施され殺される。 容疑者は妹の親友と元恋人。 ジャンル別一覧
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