カテゴリ:生活・社会
前時代的な思考回路を持った世界の指導者。
今やロシアのプーチン大統領が代表格だが、 中国の指導者である習近平国家主席はどうか? 習近平氏は既に2018年に2期10年までだった 国家主席の任期制限を撤廃。この時点で3期目、 いや終身支配をも目指していたと思われる。 ![]() しかし、これら独裁的な言動を「習近平氏の属人性によるもの」 と決めつけるのは少々読みが甘いと言えるかもしれない。 だって習近平くん、見かけは独裁的キャラに見えないんだよなー。 愛称・プーさんだったもんね。 実際、専門家の中には、習近平氏の任期延長路線は 「中国共産党が一致団結して強いリーダーを作ろうとした結果」 と見ている人も多いようだ。それはなぜか? 実は前総書記の胡錦濤氏は、自分が権力を握っても その前の江沢民氏から院政を敷かれ、とても苦労した。 これを教訓として、胡錦涛氏は引退後、沈黙を貫く。 ほほー。 何しろ、中国の指導部は長生きが多いのよ。 江沢民氏は今も健在で96歳。朱鎔基元首相94歳。 最長老、元常務委員の宗平氏は105歳! かつては8月に北載河会議なる長老が集まる会議があり そこで非公式に重要な政策や人事を決めていたらしい。 これが江沢民氏らの院政を許す原因だったようだ。 老害ね。 まあ中国という国は、今は中華人民共和国と呼ばれているけど その統治体制は絶大な権力を持つ人間(皇帝)が司るという点で 王朝時代と何ら変わらないのだろう。 ロシアだって、プーチン大統領は帝国時代の皇帝、 あるいはスターリン氏と歴史観は変わらないようだし。 21世紀になり、ITの時代になったからといって まるで人間は成長していない。 日本とて、そうだ。岸田政権に代わったからといって 安倍政権時代から何か大きく変えられてはいない。 その安倍晋三氏だって、祖父の岸信介氏の焼き直しだった。 安倍晋三氏も、岸田文雄氏も、麻生太郎氏も みーんな世襲議員。江戸時代の大名と大して変わらない。 そのことに特に違和感を感じていないのが日本人。 世紀は変われども、かくも人間は歴史を繰り返し続ける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.22 10:46:44
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