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悲劇を遠ざける!多角的護身術のススメ

悲劇を遠ざける!多角的護身術のススメ

ニュースから学ぶ

ニュースから学ぶ

 頭(知識)で護身するなら、自分の住む国や生活圏内で、現在どのような犯罪が起きているのかを知る事が、正しい現状認識のために重要です。ただ、犯罪の全てがニュースで報じられる訳ではありません。

 それどころかニュースに登場する事件なんてのは現実に起きている犯罪のごく一部です。

 ニュースになっていない犯罪の事を知る手段は限られていますが、自分の周りの人から「誰々にこういう事があったらしい」といった感じで、身近で起こった犯罪の実例を聞く事もあるでしょう。それを考えるとニュースから学ぶ、というよりも実例から学ぶと言った方がよりふさわしいでしょう。

ニュースを読み解いていくにあたって、重要なチェック項目がいくつかあります。
・事件がおきた場所、時間帯
・加害者と被害者の年齢、性別、人数、体格
・被害者はどう行動したのか
・攻撃手段(拳か、蹴りか、体当たりか、刃物、バットなどの凶器か)
・被害者のどの部位を攻撃したか(顔や頭部が圧倒的に多い)
・その結果被害者はどうなったか(死亡、全治○週間の怪我、意識不明の重体など)
・犯人は何が目的だったのか

 こういうところに注目していけば、非常に多いケースが導き出せるのではないでしょうか。
 例えば素手の場合の攻撃手段と部位は、「拳で頭部(顔)を殴る」というのが圧倒的に多く、刃物を使った攻撃では「包丁で胴体を突くor首を切りつける」のが多いです。

 刃物には絶対勝てないのか、刺されたら死が確定するのか、犯人を怒らせないように言いなりになっていれば助かるのか、抵抗したほうが助かる確率があがるのか・・・そういった様々な疑問の答えが犯罪の実例には詰まっています。

 ただ、当然ですが全ての事件が報道されるのではありませんし、報道されにくい種類の犯罪というのもあります。
 例えば殺人事件は、その発生が警察に知れれば報道される事が非常に多いですが、レイプは警察が動いていても新聞記事になったりやニュースで読み上げられたりする事は稀です。万引きやひったくりなど、多発していて目新しさの無いものも、いちいち起きるたびに報道されたりはしません。

 このような報道ならではの偏りがありますから、新聞やニュースが現実に起きている犯罪の様子を正確に反映している訳ではありませんが・・・少なくとも、今起きている事件を知ろうとしていない人よりは、あなたのほうが真実に近づけるでしょう。

 自分の住んでいる都道府県内で起きた小さな事件なんてものは、地方新聞の小さなスペースにしか載っていない事が多いです。その町に住む人にとっては重要な情報のはずなのですが・・・
 今、イラクで何が起きているかはよく知っているのに、自分の町で起きた強盗事件は知らないなんて、なんだか変ではないでしょうか。

 正しい現状認識に近づけば、防犯の事を全く考えなくても安全だという安易な考えにはならないでしょうし、過剰に犯罪を恐れる必要も無い事がわかると思います。
 また、犯罪の実例に関する情報の蓄積は、防犯だけでなく、実際に犯罪者を目の前にした時、どう行動するか判断する際にもあなたの助けになるでしょう。

 実例は多く知っておくに越した事はありませんよ!(^_^)




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