テーマ:ガーデニング情報交換(4476)
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大学助教授あたりが書きそうな本のタイトルみたいですな。(笑)
英国はたいへん良い季節を迎えています。 太陽がさんさんと降り注ぎ、誰もがこの瞬間の為に生きてきたと言わんばかりに 最高の気分を味わっています。 何でもない一般家庭の庭先が花で一杯に飾られ、美しい街角を作り出しています。 そうこれがいわゆる英国式ガーデニングです。 一時期に比べればブームは去ったとは言うものの、日本でもそれを目指して 日々こつこつと土いじりにせいを出している方もいると思います。 沙羅双樹が花の名前だと最近認識したような人間がガーデニングについて語るのも どうかと思いますが、まあくだらないたわごとと思い聞いてくださいな。 この国に来たばかりの頃、私はこの綺麗なガーデニングに魅了されていました。 「ああ美しい、これぞ英国なんだなあ。」 って心から思っていました。 その時はいつ訪れてもその花々の最高の瞬間が見られる事に 何の疑問を感じていなかったのです。 ある日その綺麗な庭の前を通っていました。 いつものようにその庭に目をやると、あまりにも衝撃的な場面に出くわしてしまったのです。 その家の主はまだ水をやれば十分元気になろうかという様なその花々を かなりが雑に抜き取りゴミ袋であろう黒いビニールに投げ込んでいたのである。 そしてその横には今さっき買って来ましたと言わんばかりの色とりどりの花々が綺麗に並んで 用意されていた。 そうか・・・この人たちはこの花を大切に育てて来たのではなく、そこらで買って来ていたのか! もしこの国ではこれが普通の事であるなら、今までの気持ちをすべて返して欲しいと思う くらいの衝撃的な出来事でした。 その後早速こっちの人に聞いてみると 「たいていそうだね。だって育てていたら夏が終わっちゃうよ。」 ショックだった。どうしようもない脱力感が自分を襲った。(大げさだよって?) そうか、そうか勝手に育てていると思い込んでいた自分が悪いんだな。 そうだ、そうだ、そうに違いない。 と思い込ませて見るも 小さい頃からそれこそ植物を種から育てる事を学んで来た日本人にとっては いかんともしがたい気分だった。 今日この出来事を急に思い出した。 と言うのもある事がこのガーデニングにそっくりな事に気づいたからである。 この国には人を育てて会社を経営して行くと言う概念が無いのではないかと思うのです。 これぞ欧米式!とい言ってしまえばそれまでですが、少なくとも当社のボスは自分の次の人間を 社内からではなく、業界内である程度知名度があり実績を上げた人を呼んで来る。 いくら進んできたとは言え、日本でこれやったまだらかなりブーイングになるだろう。と思う。 言って見れば自分の会社の優秀な営業マンを部長にしようとか言う考えがはなっからない。 そういうポストは外から買って来るものだと思っている。 これは当社に限らず業界内にもいえる事で、調べていないが英国では常識なのかも知れない。 ガーデニングもマネージメントも一緒。 出来上がった物を買って来て決められた場所に置く、で使えなくなったらポイっと捨てる。 それを続ける、永遠に・・・ 日本で働いて来たからこんな考えたかになってしまうのかも知れない。 こっちの人に言わせれば常識でしょ?で済まされるかのかも知れない。 国民性の違いを思い知った瞬間である。 これが私が行った事のある国。 これが行った事のあるヨーロッパ。意外と行っていない。 今流行ってるでしょこれ?皆さんもどう? Idea from fantascenza create your own visited country map。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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