2005/11/30(水)09:32
【南ア】 メリークリスマス ランチ イン サマー
南アフリカ出張期間の最終日、初めて南ア会社の「クリスマスランチ」に出席しました。
「クリスマスランチ」とは何ぞや?という方に一言で言えば忘年会ですな。クリスマスにかこつけて飲もう!食べよう!ってわけです。どこの国も同じようなものです。もちろん英国会社でも毎年行っておりますが、クリスマスに程近い日程で行います。
「何で11月中にクリスマスランチよ?」
って思いましたよ、私も。聞けば南アでは大抵の会社は12月の第2週には会社を閉めてしまうし、12月になると混むからって理由で11月中にやってしまうそうです。まあなんて言うか、合理的なんですね。
ランチはまあ滞在中の食事の中で一番まずかったわけですが(悲)そんな事はどうでも良いのです。もっと気になった事があるんですよ。20人弱の社員が並べたテーブルに座るわけですが、黒色人種の方々と白色人種の方々は完全に分かれて座るんですよ!これってちょっとショッキングでしたね。未だになんとなくそういう雰囲気は残っているんですなあ。カレー好きなキレンジャー(黄色人種)な私は中央に座らせて頂きましたよ。(笑)
食事中も特に黒色人種の方々と白色人種の方々の間には会話がなく、それぞれがそれぞれで楽しんでおりました。ここぞとばかり黒色人種の方々がビールやジュースを飲みまくって降りましたが、皆が知らぬ顔をしておりました。
私なんかは黒色人種の方々に対しそういう隔たりを感じませんので、席を離れて会話をしに行ったりしておりました。彼らは何かにつけてお金を話を始めてくるので、なんとも言えない気持ちになりましたよ。未だに安月給な私でも、彼らにとっては億万長者の様なんでしょうね。
一人の黒人はもし車があれば1時間で通える距離を、毎日3時間掛けて会社に通っているそうです。もちろん車なんか持っていませんから、ハイエースみたいなバン(日本で言うバスとタクシーを混ぜた感じ?)を乗り継いで通っているんですね。往復で6時間です。一日の1/4は通勤時間なんですね。そんな話を聞いたもので、こんな風なバカな提案をしてしまいましたよ。
「お金を貯めて安い車を買えば良いじゃん。」
彼は言いました。
「お金を貯めたら、会社に来れない。」
毎日ギリギリな生活なわけです。
話は変わってケープタウン担当のセールスウーマンがおります。会ったのはその日だけでしたが、当たりがやわらかく、結構可愛いわけですよ。彼女は日帰りでそのクリスマスランチに出席したのですが、私が来ている事を知ってお土産を持って来てくれたんですね。
南アでも数少ないと言う輸出をしていない赤ワインです。
ワインの事は良く知らないし、美味しければこだわりなんかもないんですが、なんとなく美味しそうな予感がしております。近い将来飲ませていただきますよ。