2011/11/11(金)10:40
長野昆虫食いなごの甘露煮
日本における昆虫食は、農耕文化と共に広まったものと考えられている。
例えば、日本の昆虫食の代名詞であるイナゴの佃煮は、
稲作の邪魔者になるイナゴを大発生する前に捕獲して、
米などの穀物では摂りきれない栄養分を確保するという
一石二鳥の目的で生み出されたものである。
蜂の子も山に入る時に障害となるスズメバチを駆除すると同時に、
蜂の持つ豊富な栄養を摂取することを目的としている。
このように、日本における昆虫食とは
『栄養補給と生活の妨げの排除を同時に行える手段』として浸透していたのである。
(モグモグ昆虫食ランドのホームページより)
つまり、昆虫食は、不足しているタンパク質やカルシウムを
補給するためだけに食べられていたのではない。
栄養補給に加えて、邪魔なものの排除という一石二鳥効果なのだ。
長野は昆虫食のメッカであるが、これは長野県人が合理的な気質を
もっていることと無関係ではない。
こちらは、いなご甘露煮。
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