ご当地グルメ研究所

2019/01/18(金)00:00

徳島フィッシュカツ

中国・四国(50)

フィッシュカツとは、魚のすり身にカレー粉などの香辛料を入れ、パン粉をまぶして揚げたもの。主に徳島県東部で食べられているローカルフードです。徳島県小松島市の蒲鉾屋「津久司蒲鉾」の先々代が昭和30年(1955年)頃に売り出したのが始まりだとする説が有力です。今はあちこちで作っていのすが、共通しているのはカレー粉が入っていることで、味付けは店ごとにオリジナルで少しずつ違うし、魚も太刀魚やアジ、エソを使ったり、ホッケやタラを使ったり店によって異なります。価格は、「津久司蒲鉾」の場合3枚入りで290円。 現地では非常にポピュラーな食べ物であり、地元ではスーパーやコンビニなどでも販売されています。おかずによし、お酒の肴によし、お弁当にもよしということで、子供から大人までみんなに愛されていますが、特に、子どもや若い人に人気。お惣菜とかおやつ代わりに食べているといいます。食べ方には、そのまま、醤油、ソースやマヨネーズをつけて食べるほかに、フライパン(油は引かなくていい)やオーブントースターで温めると表面がカリッとなり、カレーの香りも引き立ってさらにおいしくなります。さらに、ソースや醤油、マヨネーズを付けて食べるのもオススメだといいます。また、お好み焼きに混ぜて「カツ玉」として食べるという方法もあります。 なお、基本的に徳島県では「カツ」と言えば豚カツの事ではなくフィッシュカツの事を指し、豚カツの事はそのまま「トンカツ」と言う場合が多い。リーズナブルな価格で無駄金を使わない徳島県人にピッタリの食べ物。最近は、「カツ」という名前から、合格祈願や選挙の必勝祈願などの縁起物としても売れているそうです。

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