2012/03/20(火)18:00
VMWare PlayerでレガシーOSをインストール(Win95編)
ということでVMWare PlayerでレガシーOSをインストール(Win98)により、Prime Note Critea VF17AにインストールすることができたOSは下記4種類。
1.Windows7
2.WindowsXP HomeEditon
3.Windows 8 Consumer Preview
4.Windows 98 Second Edtion
続けてOSの種類を増やすべくつつけてチャレンジしたのはいまやレガシーOSの部類に入れてよいと思われるWindows95OSR2です。
Windows95 発売日・主な機能
・Windows95 1995年11月23日 ネットワーク機構の充実、NEXTSTEP風のGUI
・Windows95OSR2 わかりません FAT32、USB対応、
Windows95の登場によりこれまでビジネスで活躍していたワープロやNECのPC9801シリーズは一線を退きマイクロソフト一色になっていきました。ということで、そんあWindows95をインストールします。基本的なインストールの流れはWindows 98 Second Edtionのインストールと同じと思いインストールを行いました。
しかしファイルのCOPYが終わってから再起動をすると、下記のような文字化けのエラーが表示されうまくいきません。 とりあえずよくわからないので、再起動時後にF8でSafeModeを起動し5.Command prompt onlyモードを選択して状況を確認したところ、インストール途中で有効なドライブがCドライブしかなくWindows95のCDを認識していませんでした。
ということでCDROMドライブを認識させるためにCD-ROMのドライバである「MSCDEX.EXE」をWindows98からCOPY。Windows98.imgファイルをVirtual Floppy Driveで開きそこに「MSCDEX.EXE」をCOPY。右のフロッピーディスクで起動し、「OAKCDROM.SYS」と「MSCDEX.EXE」をc:\windowsにCOPY。
続いて「Windows98.imgファイル」からWindows98を5.Command prompt onlyモードで起動し以下のようにCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATをEDIT。
・CONFIG.SYSに下記を追加
DEVICEHIGH=C:\WINDOWS\OAKCDROM.SYS /D:MSCD001
・AUTOEXEC.BATに下記を追加
C:\WINDOWS\MSCDEX.EXE /D:MSCD001 /L:M
これで無事CDROMを認識したか?と思ったのですが状況変わらず。ということでCDROMのデータをすべてCドライブにCOPYすることにしました。先ほどの「MSCDEX.EXE」を組み込んだのと同じ手順で「XCOPY.EXE」、「XCOPY32.EXE」、「XCOPY32.MOD」を組み込んだFDイメージを作成し、右のフロッピーディスクで起動。これによりXCOPYが使用できるようになったので、下記コマンドを実行してインストール開始。
>fomat c:
>mkdir c:\win95cd
>xcopy e:\ c:\win95cd /S /E
>cd c:\win95cd
>setup.exe
これでようやくWindows95起動かと思われましたが、やはり同じ文字化け。そして再度Safeモードで起動したところ以下のメッセージが...
メモリ不足のためWindowsを初期化できません。
いくつかの常駐プログラムを終了するか不要なユーティリティを削除してからコンピュータを再起動してください
こちらは1GBもメモリつんでいるんだよ。Windows95よ。と思ってネットで調べてみたところ「Windows95、98、MEでは512MBまでしかサポートしていません。512MBより多くメモリを搭載する場合はWindowsNT、2000、XPをご使用下さい。」(ドスパラより引用)という記載が。それは知らなかったということで512MBまでメモリを減らしてみたところ無事インストールが継続され、VMWare上でWindows95が起動しました。<準備に必要だったもの>
・パソコン本体 :ドスパラ Prime Note Critea VF17A
・インストールCD:Windows98SE インストールディスク
・シリアル番号 :Windows98SE シリアル
・起動ディスク :Windows98起動ディスク
・仮想環境 :VMWare Player 4.0
・仮想FDD作成ソフト:Virtuaal Floppy Drive for Windows2.1
使い方は「Window上で仮想FDDを作れちゃうフリーソフト:Virtual Floppy Drive」ページを参考にしました。
すべてインストールが終わった画面。続いて懐かしいActiveDiskTop画面です。
続いてはビデオドライバとサウンドドライバのインストール。ほぼWindows98の時と同じですが、ビデオドライバについてはVMware Toolインストール後、再起動前に手順を行う必要があります。
★VMware Toolsのインストールおよびビデオドライバ導入(画像はWindows98の時のものです)
1.Windows95を起動している状態で、VMwarePlayerのツールバーの仮想マシン→VMware Toolsのインストール2.順調にインストールが行われます3.インストールが完了しました4.再起動前にメッセージどおり下記手順を実施。
インストールを完了するには、以下の手順に従ってください。
1) VMware Toolsのインストーラで再起動の確認プロンプトが表示されている場合は、[いいえ]を選択してください。
2) Click the Change Display Type button. The Advanced Display Properties dialog appears.
3) [変更]ボタンをクリックします。[デバイスの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
4) [ディスク使用]を選択します。
5) 次のように入力します。
"C:\Program Files\VMware\VMware Tools\Drivers\video\"
6) [OK]をクリックして、ドライバをインストールします。
7) [ディスプレイの詳細プロパティ]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックし、次に[画面のプロパティ]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
8) [はい]をクリックしてWindows 95を再起動します。これで新しいビデオ ドライバが使用されます。
5.再起動して画面のプロパティの設定。無事画面を大きくすることができました。最大1920x1440まで設定が可能です。
続けては音です。サウンドドライバはVMware Toolに含まれていないようでCreative Labs社からドライバーをダウンロードします。ダウンロードしたドライバは「Creative Ensoniq Audio PCI(es1371)」。以下導入手順。
★Windows95へのサウンドドライバの導入
1.ダウンロードした「epw9xup.exe」をドラッグアンドドロップでWindows98のディスクトップへCOPY(VMware Toolsの導入により非常に楽になりました)
2.「epw9xup.exe」をダブルクリックしてインストール
3.インストールの途中で下記エラーがでるがOKを押して次に進む
「The Creative Ensoniq AudioPCI driver cannnot load MIDI waveset MIDI playback has been disabled.」
4.再起動を行う
5.MIDIのエラーメッセージを消すためにNEC特選街情報 NX-StationからEapci2m.ecwをダウンロード。Eapci2m.ecwをWindows98の画面にドラッグアンドドロップして、Eapci2m.ecwをWindows\system配下にCOPY。
★続いてwindows95では最新のブラウザであるIE5.5をインストール。
「IE5.5」はここからダウンロードして普通にインストールです。
windows95愛好会からもダウンロードできるとの書き込みを見ましたが私は試しておりません。
これでなつかいしOSとまた再開できました。ちょっとうれしいです。
また最後に注意事項です。情報処理推進機構(IPA)は、サポートが終了したOSを使うことは非常に危険であるとしています。ネットワークにつなぐことは非常に危険ですのでローカルで使用するぐらいの用途にとどめることを強くお勧めいたします。
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