2008/06/10(火)11:39
北海道チーズの元祖・その3 芦別市・横市さんの木箱入りチーズ
近藤さん、西村さんに引き続き、最終回は芦別市・横市フロマージュ舎さんをご紹介。
横市さんの乳製品は、楽天市場でも大人気で「乳製品ランキング」ではいつも上位に入っています。品切れのお店も多いので、見つけたら“即買い”間違いなしです!
中でも有名なのは、料理番組でも紹介された事のある「横市バター」。木箱に牛の焼き印がしてあり、“荒縄”で縛ってある独特のパッケージ。北海道フェアーなどでも大人気の商品ですから、見かけた事のある方も多いと思います。この木箱は木工でも有名な同じ芦別市の木材を使用しています。
その“木箱に牛の焼き印”の同じパッケージに入ったチーズこそ「横市チーズ」です。
横市フロマージュさんは「個人の酪農家」が作るチーズ工房として、第一号の認定工場だそうです。70年代、農家から牛乳を購入してチーズを製造することは出来ても、自社農場の生乳をそのまま加工すると言う事が、難しい時代だったそうです。その当時、酪農で生計を立てられる時代背景に、すでに数十年後(現在の厳しい酪農状況)を見越し始められたと言うのですから、その先見の明には恐れ入ります。
そして、何より凄いのは独学でチーズ作りを覚えた事。前回、前々回ご紹介をした近藤さん、西村さんを始め、ほとんどの方がどこかで修行をしたり、学んできたりしています。それだけチーズを作る事は難しく、安定した美味しさをお届けする事はさらに難しいのです。
さらに驚きは、全国に6万人ものファンが付いているとのこと!これは美味しさの何よりのバロメーターです。
「横市チーズ」はカマンベールなどと同じ白カビタイプ。通常2週間程度で出荷をされています。お手元に届いた時にはまだ“芯”の残るあっさりとした味です。もちろんそのままでも良いですが、やはりしっかり熟成をさせて(賞味期限の10日前くらいが食べ頃)白カビチーズ特有の柔らかで、ミルキーな味わいをお楽しみください。
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