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この季節になると、京の各家庭では鯖寿司をつくります。
鯖寿司は、福井県、京都府~中国地方の伝統料理で、鯖の棒寿司です。大阪文化が強かった私の田舎では、バッテラと呼ばれる大阪の押し寿司をよく作っていましたが、京都へ来てからは、鯖寿司を習って作るようになりました。 鯖寿司の由来は、やはり「鯖街道」からです。 「鯖街道」は、現在の福井県小浜市から京都市左京区出町柳までです。しかし、広義では若狭地方から京都へ海産物を運んだ街道全てを鯖街道と呼び、いろんな鯖街道が京都にはつながっています。 若狭湾で取れた鯖にすぐに塩をまぶし、夜も寝ないで京都まで運ぶと、ちょうど良い味になっていたと言われました。 京のひとびとは、その到着を待ち望み、これを運ぶ道にいつしか鯖街道の名が付けられたといいます。運ぶ人達は「京は遠ても十八里」と唄いながら寝ずに歩き通したそうです。とても考えられないほど、昔の人はタフだったのですね。今では、深夜のトラック便が街道を走っていますが。 鯖寿司に合う、すっきりした焼酎をご紹介します。 豊永酒造「豊永蔵」 球磨産のオーガニック認証米をつかった手作りの焼酎。吟醸香がほんのり漂います。 やさしい味わいの米焼酎と鯖寿司で、もうすぐそこまでやって来ている春を迎えましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月30日 23時01分33秒
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