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美味しい里山日記の主題からは少し外れますが、実は私は大の三国志ファンです。
かなりディープなファンですので、個々の英雄云々を超えて、魏・呉・蜀といった国々の気候風土や地方民族の研究などを読むのも大好きです。 そんな私にとって、長江流域はいつか訪れたい憧れの水域・・・だったのですが、今日の日経新聞朝刊(2006年5月18日国際1面)に、「中国・三峡ダム 20日完成」の記事が。 世界遺産に値する風光明媚な峡谷「三峡」がとうとう人工建造物に塞がれて、なんと全長660キロメートルにおよぶ貯水池になってしまいます(確か友人が大阪~鹿児島間を600kmって言ってましたっけ?それより長い!)。 流域に残っていると言われていた素朴な農村風景(ひょっとした1000年以上変わらない風景)が水没し、代わりに巨大な水上物流圏が形成されるそうです。 記事には、「中国は排ガスを出さない水力発電が環境対策につながるとして各地に(ダムを)増設する計画だ」なんてことも書いてありましたが、排ガスを出さない代わりに、ダム周辺の水圏生態系はボロボロになって、水産資源力も低下すると思うんですが(野生生物調査経験者としての実感・・・)。環境効果はプラスマイナスゼロ以下だと思いますよ~。 ・・・なんて、ちょっと辛口気分でした。 この記事がおもしろかったら、ここをクリック(人気環境blogランキング) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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