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ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記

STRUT

明かりが灯っていた。
店の前に掲げられているメニューボードは何度か目にしていたが、どうもタイミングが悪く、やっと店に入ることが出来た。
「STRUT」はブリーズベイホテルの裏にあるバー。
わずかばかりの階段を下りると凝ったデザインの硝子の扉がある。
扉を開けるとオレンジの空気にふわりと体を包まれた。
L字のカウンターに7つのスツール。ボックス席が1つある。
マスターは自らジョニーと名乗った。
ビールが飲みたくてミラーのボトルを頂くことにした。
店内にはビリーホリディのヴォーカルが響いている。
聞けば内装のほとんどはマスターと知り合いの大工さんで行ったという。
ギター材を使ったという虎目のカウンターに複雑な影が落ちる。
扉のデザインもマスターがしたというから驚きだ。
ショーケースに入れられたジャケットとマリリン・モンローの写真。どこか懐かしい空気感。
チリコンカルネがあるというので頼み、ミラーをおかわり。
50年代、60年代の装飾品も楽しめる素敵な店だ。
締めて¥2000也。朝6時まで営業。

(2008.1.21)


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