昨年に引き続き、ホッピー次郎さんからのお誘いを受けて、浦賀祭を見に行った。京浜急行線浦賀駅を降りると、もうそこは祭の会場。駅から続くメインストリートがそのまま祭のメインストリートになっている。通りを歩くだけでこちらの気分も盛り上がってくる。早く追いつかねばと妙な焦燥感にかられながら、人波をかきわけつつホッピー次郎邸に辿り着く。インターフォンを押しながら同時にドアを開け、ホッピー次郎さんの声を後ろに聞きながら、玄関の中で返事をする。お集まりの皆様方にご紹介頂きご挨拶。
業務用のビールサーバーから奥様が生ビールを注いで下さる。料理は所狭しと並んでいる。昨年頂いて大変美味しかった弟さんお手製の角煮が今年も並んでいた。遠慮なく手を伸ばす。太巻、南瓜サラダ、刺身など偏りなく頂く。しっかり食べてしっかり飲むがゴーヤ流。ビールが終わる頃、ゴーヤー柄の手ぬぐい(ちむぐりさんに頂いたものだ)に包んだマイグラスを取り出す。酒は洗心、八海山、白露垂珠、越ノ寒梅、天青などよりどりみどり。
いよいよ神輿がきそうだと外へ出る頃には、かなりいい感じだった。華やかな神輿と威勢のいい掛け声、囃子の音が夜に溶けていく。ひとしきり見物してホッピー次郎邸に戻ると、あれだけいた人達が残り僅かとなっていた。終電近くまで語り、気がつけば一升ほど頂いたような。楽しい時間は過ぎるのが早い。帰りの電車の中から見た空には、月が半分だけ描かれていた。
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