「あぶら屋」は音楽通りにある天ぷら屋。シベリアが今でも置いてある「コテイベーカリー」の隣りだ。営業時間の関係でなかなか行くことができず、今回やっと足を運ぶことが出来た。横引きの硝子戸を開ける。清潔感溢れる角張ったJ字のカウンターに15席。ランチは天ぷら定食しかないというシンプルさだ。席へ座るやいなやご主人が天ぷらを揚げ始める。お茶を啜りながら手入れの行き届いた厨房を眺める。さほど待つこともなく天ぷらが出て来た。春菊、カボチャ、海老、キス、イカ。シジミのみそ汁付きで¥600。揚げたての天ぷらはさくさくと歯触りもよく、素材の甘みだけで天つゆもいらないぐらいだ。ボリュームのある天ぷらと丼飯でお腹がはち切れそうになる。つい油断して半ライスと言うのを忘れてしまった。よかったらたくさん食べて下さいと笑顔で言われたら頑張るしかない。もちろん完食。胸までいっぱいになったが爽やかな気持ちのよさが残った。
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