またしても急に思い立って、大崎から初めての埼京線に乗る。向かうは十条「斉藤酒場」。駅に降り立ちロータリーをわずかに右に進み路地を覗き込むと、創業昭和三年と染め抜かれた紺地の暖簾が揺れている。正しく昭和な酒場である。暖簾をくぐって店先に立つとちょうど席を立つ方があってすぐに席を確保出来た。不揃いのテーブルが並ぶ店内では知らぬ者同士が肩を並べ思い思いに酒を飲んでいる。お通しは韮。まずは冷や酒と奴を頂く。奴は硝子の器にテンコ盛り。輪切りにスライスされた胡瓜の上に生姜が乗せられて出て来た。テーブルの上にはアルミの灰皿と箱入りのマッチ。見渡せば懐かしいビールのポスターが何枚か貼られている。壁のメニューを眺めるとポテト野菜サラダ¥200、串かつ2本¥220、カレーコロッケ2個¥220がウリらしいことがわかる。せっかくなので酒をおかわりし、串かつを頂くことにした。串かつはボリュームがあり、玉ねぎの甘味もいい感じだった。ゆるく時間の流れる酒場。締めて¥790也。
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十条まで
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しょう さん |
十条や立石まで広がりましたか。
十条は下町の雰囲気を残している商店街があって、いい感じですよね。
(2008年05月22日 08時11分33秒)
たまには社会見学もしませんと井の中の蛙になってしまいますからね。
私も下町の商店街は大好きです。
散歩しているだけで楽しくなります。
(2008年05月22日 12時20分37秒)
斉藤酒場、とっても懐かしいです。
大学時代、十条に住んでいて、友達とよく飲みに行きました。
見る限り、大学時代から本当に時間が止まっているみたいですね。(何も変わっていない)
(2008年05月24日 19時58分14秒)
大学時代からあそこで飲めるというのはうらやましいですね。
私もなんだか学生時代に飲みに行った場所を訪ねてみたくなりました。
(2008年05月26日 12時39分24秒)