「田中家」は大井町の東小路の中にある焼鳥屋。扉を開けるとコンクリート打ちっぱなしの床。僅かに物が乗るスペースを確保したカウンターは無数の傷がありながらもよく磨かれている。丸い座面のパイプ椅子が5つ。テーブル席は2筋あり、それぞれに8人ずつ座れる。カウンターに座ると瓶ビール¥550を頂く。ビールはキリンラガー。見上げると黒板と壁に所狭しとメニューが書かれている。焼鳥にとどまらず、一品料理も充実している。驚くのは魚の豊富さだ。サバ味噌煮、ミガキニシン焼き、鰯刺身、秋刀魚塩焼き、シメサバ、鮪赤身、ホヤ酢、鰹タタキなどがずらり。毎日これだけの品を揃えているのだろうか。私はガツ塩焼き¥330(3本)を注文。ガツは辛味噌と共に出て来た。ガツの合間合間にニンニクの芽が刺さっている。スパイシーでいい感じだ。テレビでは高校野球が映し出され、時折快音が聞こえ歓声が上がっている。少しずつ陽が傾いてゆく。
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最終更新日
2008年08月14日 12時14分40秒
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