酉の市と聞くとついそわそわしてしまう。今年は一の酉に行きそびれなんだか遅れをとったような気分で落ち着かなかった。三の酉は月末の土曜日でかなり人が出るだろうと予想される。かといって月曜日の二の酉はどうだなどとつまらないことで迷っていると、ちょうどいい具合にお誘いがかかった。こうなれば行くしかない。横浜橋の商店街の入口で待ち合わせをして、時間より早く着いた私は当然ながら飲み始める。商店街の入口もわからないほどに露店が並び、どこから湧いて出たのか人、人、人。そんななか時折、威勢のいい声がかかり手拍子が聞こえる。待ち人が到着してまずはお参り。タコ焼き、焼きそば、お好み焼き、おでん、焼鳥、ステーキ、煮込み、唐揚げ、チヂミ、鰻などなど、通りに溢れる誘惑と人をかきわけながら進む。神社の前はさらにごった返し、なんとか参拝を終えて人気のない路地に入って一息つく。次は熊手だと再び人波に飛び込む。買い物を済ませてやっと二杯目のビール。賑やかな夜に乾杯。いよいよ年の瀬が近づいて来るのだなと空を仰ぎ見た。
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最終更新日
2008年11月18日 12時22分50秒
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