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なんやかんやでこの日記も一日も欠かさずに一ヶ月。
気の向いた時だけ書くつもりが、随分永く続いたものだ。 今日は、先日書いた(2月5日の日記参照)通り名古屋詣での日。 まずは大須のトルコ料理店で昼食。今回は“パイニルリ・クズ・フルン”という「チーズがけラム肉トマトソースのオーブン料理」に挑戦。 自分はラム(子羊)肉を頬張れるような大きさで口にするの多分はじめてだと思うのだが…(ジンギスカンは食べたことあるけど、あれは“成羊肉”のマトン。) おいしいんだけども、ひと癖ある味。強いていうと、“まぐろの血合い肉”の様な独特の風味がある。人によって好き嫌いは分かれそうだ。 料理と一緒にチェリー味のソフトドリンク(甘くない)を頼んでいたので、これが後味を消すのに役立った。 食後に“ドンドゥルマ”というトルコのアイスクリームもいただく。餅のような独特の食感があり、そんなに甘くなく牛乳本来の味がしておいしい。 食事を済ませて、今回の主用である手芸作家さんの展示会(火曜日の日記参照)へ行く。 会場は“さくらアパートメント(http://www.se-way.com/sakura.html)”という、かつては旅館とビジネスホテルだった建物をクリエイターのギャラリーに改装したという面白い場所。 (その経緯についてはhttp://www.spacia.co.jp/Nagoya/konna/indies2.htmに。) 自分本人はオシャレとは全く無縁の人物だけども(^_^;)、目当ての個展以外にも様々なモノが見られて楽しかった。なにより建物が醸し出す「場の雰囲気」自体が面白い。 目当ての個展は、プラスチック粘土で作った猫のアクセサリーと熊の手芸品、ビーズのアクセサリーを作っている主婦作家さんの展示会。 「コミックマーケットでたまたま見つけて買わせて頂いて、知人女性への御土産にしたら凄く喜んでくれたんですよ」と伝えたら、こんどは作家さんに大変よろこばれた(^^)。 しばしお話させて頂いたり、製作過程を見学させて頂いた後に、いくつか買い物もさせていただく。 個展…といってもそれはささやかなものだったけれども、尋ねた甲斐があった。 (こんな時デジカメがあれば、その個展の風景も画像に撮って来れるんだけどなぁー。) その後、ふたたび大須に戻り、ふたつめの用事である時計店へ。 壊れた時計の代用品(1月9日の日記参照。)を用立てられたか尋ねてみると… 店番のちょっと足を引きずって歩く男性は、自分のカバンからひとつの時計を取り出した。 銀色で薄い形の、中国製の手巻き時計。 「これで代わりになるかねぇ。長い目で見れば前の“変わりモノ”な時計よりも、こっちのほうが喜んでもらえると思うんだけど。」 確かに、冠婚葬祭にも付けていけそうな時計だ。 曰く、その中国製の時計は、買い付けて来た商品の中から自分が使うつもりで抜き取っておいた“私物”なのだとか。 「それは貰うわけにはいかないでしょう」というと、その男性(歳は60くらいだと思う)が言うには… 「じつは、あんたは私がこの店に来てはじめてのお客さんでね。それでよく憶えてるの。だから、壊れた時計の代わりをタダであげるのも店は関係なしにボクの個人的な裁量でね。店長にはナイショだよ。」 自分が“初めての客”だなんて人の思い出に残るような事があるとは、思ってもみなかった。 「それなら尚更、相応のお代を払わせていただきますよ」と言ったが、固辞されたので…。 あまりしつこくするのも厚意に対して非礼なので、ありがたく甘えさせていただく事にした。 昼食をとった同じ店でこんどは夕食に「米と肉を詰めたピーマンのトマトソース煮ヨーグルト添え」を食して(「ヨーグルトぉ?!」と思われるかもしれないが、これが美味かった。)、帰って来た。 今日は、目には新しい物を見て、舌では異国の料理も楽しめ、人の厚意にもあずかれた。 良い1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2002年02月10日 02時13分05秒
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