L'ecume des jours

2008/11/20(木)17:51

マドンナ☆初監督映画

映画(32)

マドンナが、映画を撮ったー! というワケで、 公開より一足お先に、試写会にいってきました **************************************************** 2009.1.17 公開 マドンナ初監督作品 『ワンダーラスト』  (原題:Filth and Wisdom)  http://wonder-lust.jp/  ↑予告編が見られます **************************************************** 様々なカルチャー、民族、言語が渦巻く街ロンドンで、 もがきながら生きる3人の若者のものがたり。 ウクライナ移民のAKの夢は、ミュージシャンとして成功すること。 でも現実は、SMの調教師。 バレエを愛するホリーの夢は、ロイヤル・バレエ団で踊ること。 でも現実は、ストリップクラブのポールダンサー。 ホリーのルームメイト、ジュリエットの夢は、アフリカに渡って恵まれない子供たちを助けること。 でも現実は、薬局の万引き常習犯・・・ 彼らはまぶたの裏に叶わぬ夢を描きながら、現実を生きている。 でも、 心身をすりへらすことはしない。 いつまでも夢を見続け、それと同時に、現実に生きる。 その現実の中で、 不器用に、人を愛したり、慈しんだりしながら。 そして、カメラに大写しになったAKがこう言って、 ものがたりの幕は閉じるのです。 「何かをゼロから作り出せ。」 かっこええー ****************************** マドンナはこのストーリーに、 「欲しいものを手に入れるにはどんな犠牲も払うというシンプルな処世訓」 を表現しようとしたんだって 正直シンプルすぎるとも言えるけど、 でも、 すごく実際的なパワーがこもっている映画で、 予想をこえて良かった 若者ウケはいいと思う。 わたしはスキ。 実際に見る前は、 「ヴィンセント・ギャロみたいな映画だったらどうしよー」 と思ってたんだけど、 全然そんなことなかったナリ そして、 この映画の核となるのは、 主人公AKを演じるユージン・ハッツのかっこよさでしたー マドンナが口説き落として映画出演を取り付けたというユージン・ハッツは、 ウクライナからの移民らしい。 ロマ文化の伝道師というわけだ。 チェルノブイリの原発事故によって祖国を離れ、 以後7年にわたって東欧各地の難民キャンプを転々としたのち、 難民移住プログラムを利用してアメリカに移住した、 という経歴の持ち主で、多文化・多言語のアーティストから成る ジプシーパンクバンド「Gogol Bordello」を結成。 彼らのバンドのことは、 NYタイムズに 「イギー・ポップ meets カフカ」 と紹介されたとのこと この映画のラストでも、 彼らのLIVEシーンが組み込まれていて、 (しかも良いシーンなんだわ、これが) 夢中で見入っちゃいました そんなGogol BordelloのLIVE映像はコチラから    ↓ ↓ ↓ Bordello “Wonderlust King” (別窓開きます♪) カッコよすぎて泣く

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