2006/01/29(日)10:49
平山がFIFA表彰候補、W杯に前進
ヘラクレスFW平山相太(20)が、世界に認められた。国際サッカー連盟(FIFA)が表彰する「W杯ベスト・ヤングプレーヤー賞」の候補に挙がっていることが27日、分かった。オランダでの活躍が認められたもので、30日からイングランドFWルーニー、アルゼンチンFWメッシらに交じって、公式ホームページで紹介される予定。慎重なジーコ監督よりも一足早く、FIFAが「W杯のスター候補」として平山を大抜てきした。
ルーニー、メッシ、C・ロナウド…、世界的な名選手とともに「HIRAYAMA」の名前がW杯公式ページを飾る。同賞は、FIFAが今大会から設けたもので、20歳以下(85年1月1日生まれ以降)が対象。その候補選手としてFIFA技術委員会内のテクニカル・スタディー・グループが平山を推薦したのだ。
この賞は、FIFAの表彰として初めてファン投票が実施される。大会期間中にインターネットを通じてファンが投票し、その結果をもとにテクニカル・スタディー・グループが表彰選手を決定。大会中に表彰式を行う。賞の設置と選考方法を広く知らせるために、公式HPの同賞のページに賞の説明や過去の若手選手の活躍などとともに候補選手を掲載。詳しいプロフィルなどが紹介される。
「W杯で活躍が期待できる若手選手」が候補入りの条件だから、まだ代表入りさえしていない平山が入るのは異例だ。C・ロナウドやカエビらはW杯予選のレギュラー。代表デビューがまだでも、すでに予選のベンチに入ったり、代表合宿に呼ばれるなどW杯でのメンバー入りが間違いないとされる選手ばかりだ。
ところが、平山は代表招集はもちろん、ジーコ監督の口からも具体的な名前として挙がらない。現実的に代表入りは難しいとも思えるが、FIFA側はあくまで有力候補としてリストアップ。今回の賞の広報を担当するリック・リーベリング氏は「平山を激励する意味もあるが、W杯の最終メンバーとして入る可能性が高いと判断した」と、大抜てきの理由を説明した。
スポンサーとして「ジレット」がつき、昨年12月に大々的に「新設の表彰」として発表された。第1回で若手が活躍してくれることは、FIFAの願いでもある。だからこそ「平山の存在を日本チーム関係者やファンに知ってもらい、代表入りするきっかけになればうれしい」と同氏。W杯を盛り上げ、その価値を高めるためにも、FIFAは新星の誕生を願っている。
平山を加えて14人になる「候補選手」だが、今後も増える可能性はある。ただし、最終メンバーに残れなければ対象外。大会直前にリニューアルされるHPから、名前は消える。日本よりも早く、FIFAから潜在能力が注目された身長190センチの大型ストライカー。日本代表入りへの道は険しいが、FIFAの「お墨付き」が、大きな力になるのは間違いない。
個人的には是非W杯で平山の活躍を見てみたい!最近活躍し始めたしスーパーサブとして代表呼ばれないかな~。