つれづれなるままな日記

　NYタイムでは、世界同時株安を受けてドル買い・円買いの動きが先行。ただ、欧州タイムまでに初期の反応が織り込まれていたことから、一方的にリスク回避の動きが継続する展開とはならず、その後は小動きとなった。
　中国の金融引き締めが鮮明となっているほか、過剰な設備投資から同国株価が下落基調を強めている点には注意が必要。株安に伴った下落警戒感は解消しておらず、ドル円・クロス円は株価動向を睨みつつ下値を模索する展開が続きそうである。ただ、直近の主要地域のGDPが景気の改善傾向を示していることで、過度に悲観的な見通しに通じるとは言い難く、一方的なリスク回避の動きも小さいものに留まる可能性があることには注意したい。また、RBA議事録が公表されるが、すでに同総裁が14日に半期の議会証言で発言していることもあり、新たな材料が出る可能性は低く、市場への影響は限られそうである。