2008/11/27(木)12:28
「2006年ブルゴーニュ赤白の出来はいかに?」 ~ メオカミュゼ 白編 Part5 ~
ワイン勉強会11月
「2006年ブルゴーニュ赤白の出来はいかに?」
皆様、こんにちは。Grandvin Matsuzawaya の 中目 です。
「2006年ブルゴーニュ赤白の出来はいかに?」をテーマに、
今回はジャンタルディに引き続き、白編 第5弾としてヴォーヌロマネ
に本拠を置く 【Meo-Camuzet メオ カミュゼ】 です。
「ブルゴーニュ オートコートドニュイ クロ サンフェリベル」という畑は
フラジェイ・エシェゾー村の高度360m以上、エシェゾーからは、約
300mという場所に位置しています。ヴォーヌの村の高度 120m
~130m程上にある、石の絨毯のような土壌からの反射熱による
恩恵を受けて造られる、メオカミュゼ単独所有畑の白ワインです。
毎年入荷すると、短い期間で完売してしまうリピーターの方が多い
人気の白ワインでもあります。
さてそんなメオの白2006年はどんな味わいだったのでしょう。
テイスティング瓦版・・・発行です!
○メオ カミュゼ ブルゴーニュ オートコートドニュイ クロ サンフェリベル
2006年 4,500円(税込)
近松(JSA認定ソムリエ)
フレッシュなグレープフルーツ搾りたて。香りと味わいに吟香と黄色い
柑橘系の香りが酸味の幅(大きい)と相まってゴージャスな白ワインに
感じる。寝かせるワインではないが2・3年おいしく楽しめる。
潤子(JSA認定ワインアドバイザー)
青草・干草・ハーブのようなソーヴィニヨン・ブランを思わせるアタック
の香り。楽しく親しみやすいスムーズな口当たり。ジューシー・酸・
ミネラルが小ぶり、苦味後から出てきて引き締まりがあり美味しい。
明人(JSA認定ワインエキスパート)
当初、柑橘系の香りが強かったが、時間の経過と共にトロピカルフ
ルーツの香りが広がった。きりっとした若々しい酸と充分なミネラル
に丸い果実味がバランスよく、レモン風味で美味しく楽しめる。
高橋(JSA認定ワインアドバイザー)
輝きのある黄色。グレープフルーツ、メロン、女性用の香水。その中
でも一番強く感じたのは百合の花の香り。 むせかえるほど濃厚で
圧倒されてしまった。飲んだ印象も香り同様、若さいっぱいの果実
味が非常に豊かで、とにかく味わいがストレートにドン、 とくる感じ。
非常に素直でわかり易いワイン。
中目(JSA認定シニアワインアドバイザー)
グラスからの香り立ちで、「あ~、メオの白だぁ~」 というお馴染みの
樽由来のおがくずなどの木の香り。ナッティ。シロップ香。すいかずら
などの白い花の香り。完熟りんごの蜜の部分を思わせる果実味。や
や苦味を感じるも余韻も長めでとても美味しい。
橋爪(JSA認定ワインアドバイザー)
今時の季節にぴったりのゆずキャンディーのような柑橘系の果実味に
一癖ある面白い味わい。何層にも重なる厚みはないが、 飲んでいて
旨いのは、このちょこっとある苦味のようなもののせい。バランスもよい
ので好きです。
試飲年月:2008年11月
メオカミュゼ公式サイトはこちら → http://www.meo-camuzet.com/
飲んで美味しい、ワインの背景を知ってもっと美味しい
そんなワインを今後もご紹介していきます
お楽しみに
Grandvin Matsuzawaya 中目 千明