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カテゴリ:今日の買い物
秋葉原巡礼で欠かせないのが駅ビル隣にあるアキバ九龍城ともいえる古いビルだ。低い天井が昭和を物語っている、アキバの多くのお店がメイドとアニメに乗っ取られる中で昔からの電気部品を取りそろえた小さなお店が軒を連ねる(逆に良く続けていられるものだと感心する)。 そこの2階にレンタルボックスのお店があるのだ。ボックスの中がこれまた昭和の世界満載で、ラジオやカセットが幅を利かせているのだ、素晴らしい。そんな感じだから、カメラも並んでいる。まぁ正直言って、ハードオフと似たり寄ったりのレベルなのは仕方ない。何しろメインは昭和家電なのだから。 駅に近いこともあり、秋葉に立ち寄るとここにも顔を出すのだ。昔は物好きな親父くらいしかいなかったが、最近はお客も増えているのだ。んで、ささーっと見回し目についたのがパワーショットSX710HS。何でもセンサーにゴミがあるようで5千円となっている。うーん、安いんだか高いんだかさっぱり分からん。でも一応メモしておこう(笑)。 んで、少しだけ目が冴えてきたのでもう一巡するのだ。したらドカンと目に入ったのがゼンハイザーのヘッドホン。パッドがかなりやれてたのと、まさかこんなことろにゼンハイザーが出てくるとは思ってもみなかったのもあるが、見逃した一番の要因はその価格だ。4600円。中古でも2万円内外するヘッドホンがその四分の一で並んでいるとは想像を超えてたので、てっきり国産だと思っていたのだ。 国内発売は1996年頃、既に2003年に後継モデル650が出ているが、確か今でも本国では継続販売されている超ロングセラーだ。これが生ものと言われるデジカメなら100円でジャンク箱に転がされ見向きもされないんだが、乾き物のアナログオーディオは陳腐化しにくい。 最大の特徴はオープンタイプということ(なので数が捌けないから頻繁にモデルチェンジできない)。背面はメッシュ状になっていて、余計な音を逃がすのだ。メッシュなので中がスケスケ。なんだかスターウォーズに出てきそうなデザインだ。これが見せる下着みたいな感じでファンには堪らないのだ。チラリズムの美学なのだよ(馬鹿そのもの)。 店頭で見かけるほとんど多くは密閉型なのだ。これは昨今の電車でもヘッドホンで音楽を聴きたい方には実に有効なもので、実際オープンタイプは音がダダ漏れなので大音量で聴こうものなら隣人と戦闘が勃発する(いや、これは武力衝突で戦闘ではありません)。 んでもね、密閉型は長く聴いていると疲れてくるんだよね。室内で夜間なら絶対オープンだわ(実際に試したことないけどそんな感じするよね)。なのでオープン式のヘッドホンは欲しかったんだけど、密閉型に比べていきおい値段が高くなるのよ。オープンというと高級というイメージがあるけど、実際は数が出ないから密閉型より安くできないと思うのだ。別にオープンだから音が密閉型より数段音が良いというわけじゃないのだ。 んで、早速自宅で聴くのだ。うーん、まずこのバカでかいイヤーパッドが良い。耳を完全に覆ってくれる。これだけで耳が痛くなるのを減らしてくれるのだ。 試聴に選んだのはシンガポール出身のSSW「コリンメイ」1st。さしずめシンガポール版宇多田ヒカルかな?とにかく楽曲が良い。コリンメイは声の質も良いから、良い環境で聴くほどに良さを堪能できるシンガーなのだ。純粋に音質番長路線でいくならポップスよりクラシックなんだろうけど、好きな曲を良い環境で聴きたいからこれで良いのだ。いやぁ彼女の素晴らしさを再認識させてくれたわ。 正直ですね、雑誌に載ってるようなレビューなどできませんわ。それほど自分の耳に自信ないもの(笑)。まぁ聞こえ方が自然というか、無理がないというか、聴き疲れしない音なのは間違いないと思う。ただね、こいつの本質を確かめるにはきちんとしたDAPとアンプが必要だわね。ウォークマンと押し入れから引っ張り出した20年くらい前のアンプ(まだ動いた)につないだだけで、どんだけ本領発揮できてるのかしらん(笑)。 でも、ひとつくらいはこんなヘッドホンがあったほうが生活に潤いが出るというか、はははは。結局、コダワリという欺瞞で物欲を満足させたいだけなのね、駄目だこりゃ。 あと、このヘッドホンはリケーブルできるんだよね。だから本体が大丈夫でもケーブルが断線して使えなくなるという事態が避けられるのは良いわね。しかしケーブルだけで1万円以上するってどうよ!ぼったくりだわ。まぁしゃーないか。そして、室内用なのでケーブルが3メートル、これは当然だけど、交換用も3メートルだけってどうよ。短いのも欲しかったなぁ。
ドイツのメーカーなのにmade in ireland なのだ。イギリスのEU離脱でどうなるんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.06 21:05:11
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