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テーマ:DVD映画鑑賞(14193)
カテゴリ:Movie 映画
2005年。メキシコ制作。(舞台はエルサルバトル) 実話ベース。あるアメリカ在住の俳優の実体験より。 1980年代、中南米エルサルバトルでは、政府軍と反政府ゲリラの激しい内戦の中、けなげに生きる11歳の少年チャド。11歳の少年が考えなくても良いような家族の有り方や、内戦、貧しさ、また、普通の少年のように友達と遊びまわったり、学校へ通ったり。 少年が生活しているのは、エルサルバトルの首都に近い街。 首都での攻防前に、手前のこの街で政府軍反政府ゲリラが戦闘。 サイレンが鳴ると、外出禁止の合図。日によって違います。これは解説がなかったのですが、きっと軍が戦闘に巻き込まれないようにと、街の庶民にする最低限のことでしょう。しかし、サイレンを鳴らせば、民家に流れ弾は当たる、市民に流れ弾は当たる、家にいても危険だらけ。両軍が戦闘を始めると、街に「安全」な場所などない。 そんな中で、チャドの父は家を出て行きます。 ここから映画が始まったので、なぜかわかりませんが、きっと表向きは出稼ぎか何かで、アメリカに行けば・・・戻ってくるはずないでしょう。少しくらい貧しくたって、仕事に有りつけなくても、エルサルバトルでの暮らしよりは・・・ そんな訳で、チャドはきょうだい2人と母親との暮らしになります。 母親は、まだ11歳の息子を頼りにします。頼りと言っても、母親は仕事をしてなんとか養っていたし、子供もきちんと躾けていました。 内戦が良くなることはなく、ますます悪化。 政府軍は、男の子が12歳になると、徴兵しました。 12歳の誕生日を迎える時点で。 学校へその時期辺りで誕生日を迎え12歳になった少年を、街で少年たちを民家や路上で捕まえ・・・徴兵していきました。「徴兵」という、人さらいです。 チャドの友達アントニオも、ある日学校に政府軍が突然やって来て、トラックに無理矢理乗せられ、連れて行かれました。 いよいよ、徴兵が他人事ではなく、自分の身にも今起ころうとしている、そこまで迎えが来て、家族と離ればなれになり、自分の意思とは逆に・・・兵士となり、虫けらのように死んでいく・・・自分よりも幼い弟、妹を置いて、そして苦労ばかりの母親も。 ある日、母親の弟である叔父が訪ねて来ます。 その夜、楽しいはずのディナーの最中に、戦闘が始まります。 実は、叔父はゲリラ組織に参加していることが、判明。 そして今回訪ねたのも、もう少しで12歳になり徴兵されるチャドを、徴兵されるくらいなら、連れて行きたいとのこと・・・ 勿論、母親と口論になります。 叔父の言い分は、「政府に連れて行かれるくらいなら、俺が連れて行く」 結局今回、叔父はチャドを連れて行かないことに。 叔父は、チャドにラジオを渡します。「自分達の組織のゲリラ放送をやっている。政府に禁止されているから、見つからないように聞くように」と。 叔父の姿を見て、そして子供ながらに政府がやっている、庶民を苦しませている闘い、徴兵を見て、叔父のゲリラ組織に興味を持ち始めます。 叔父が去った後、徴兵との闘いになります。 政府軍が街にやってくれば、友達と屋根に登り姿を消し、徴兵を逃れる。政府軍が去り、またやって来て、隠れて・・・の毎日。 チャドは、徴兵されてしまうのか。 この街の行く末と、内戦の意味は・・・・・ DVDを観た後、エルサルバトルについて、少しだけ調べてみました。 この80年代の内戦で、犠牲になったのは7万5千人。人口650万弱の日本の九州くらいの領土。 1992年に政府とゲリラ間で和平が合意し、内戦終了。現在は、2004年に当選したサカ大統領が社会開発の強化を目指し、治安の向上に努めているそう。 平和を勝ち取るには、血は血で抗う。 「政府」が悪でも善でも、反旗を翻せば「国賊」 庶民のための、国民の声のための戦いも、理想とは反対に、国民の巻き添えはあるもの。 内戦、戦争はいつも犠牲は国民。 せめて、集落、市街地での戦闘は避けてほしい。 サッカーはサッカー場で、水泳はプールで、なのに戦争は場所を選ばす。 戦争、内戦映画を観ると、必ず「戦い、犠牲があっての上の平和」だと思わずにいられません。 なぜ、戦争映画が好きかと、自分に今もう1度聞いてみました。 はっきりわかりました。 なぜ平和なのか、平和はどうやって手に入れたものなのか、自分は戦後日本に生まれ「戦争放棄」の世の中に偶然生まれたけど、当たり前に平和じゃない国、子供たちがある・いることが知りたいからだ、そして自分が普段問題にしていることはちっとも問題じゃないんだと、やっと言葉に出ました。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 映画のお話は終わりです。 良かったら、ご覧になってみてください。 昨日はずっと飼っていたネコのお話をしましたが、今日夜8時くらいにおばあちゃんが亡くなりました。明日から1週間行って来ますので、しばらくPC使えません。 携帯からの更新になると思いますが、旅行ではないので、ネタがないと思いますので、何か書いても楽しいことがあれば、更新したいと思います。 おばあちゃん、今年に入り、食べられなくなり、夏前から危なかったんです。 ネコと同じ、長くないとは思っていました。 まあ、旅行ではないですが、ずっと私がどこか遠くへ行きたいと、特に最近ちょうど言い続けていたので、なんかおばあちゃんがゆっくり普段のことから離れなさいと言っているような気がします。 また、昨日亡くなったネコも、おばあちゃんのことに気付いて、私たちが家を空けてしまう前にと思ったんじゃないかと、どうしても思ってしまいます。 1週間も家に戻って来られないので、お葬式とはいえ、24時間1週間お葬式ではないし、おまけに超超超田舎なので、ドイツ語や英語の本とかDSは持って行こうと思っています。 それから、朝ミミの火葬に行ってきました。 祭壇もあるし、去年も長生きしたネコを火葬してもらった所なので、お参りもして来ました。 ほんとにお別れなんだなと思いました。 mixiでお友達になった子が「体は無くなっちゃうし、触れることはもう出来ないけど、心はずっと一緒にいて見守ってくれてるはずだよ」の言葉がとても響きました。ほんとそうですね。そして、いろんなことあったの、忘れるはずない。 まだ前の写真とか見られないですけど、もう少ししたら見ようと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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