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カテゴリ:メジャーリーグ
イチローが、また今日も内野安打で、打率をキープ。
あそこまでいくと、すごい!脱帽!! 相手の内野陣も、これに備えて相当前進守備しているはずなのだが、 もうだめ。 どこかのアメリカの記者が言ってたが、「3バウンドした瞬間に ヒットになる選手なんて、他にはいない」 たとえば、日本の誇る快速・赤星でも、高いバウンドのショートゴロを放って、 「あっこりゃ余裕でセーフか!」と思っても、 極端な前進守備により、結局ぎりぎりアウト!なんてシーンが、去年も よくあった。 それに比べイチローは、「あっもうこりゃ内野安打だ!」と思ったあたりは、 確実にヒットになる。 この違いは、何なんだろうか? メジャーのほうが、肩も強いはずなのにね。 赤星のほうが快速に見えるけど、イチローのほうが、やっぱりそれより さらに一ランク速いっていうのもあるんだろう。 でもって、去年でもそうだけど、大体、イチローの内野安打率は、 ヒット全体の4分の1から5分の1くらい。 つまり、360打ったとしても、 実際クリーンヒット率でいえば、実は、280-290くらいということだ。 これは、実は驚くべき数字! 「そんなに低いのか!?」とね。 まあイチローは、もちろんゴロを転がせば内野安打の確率が飛躍的に高まる ことも確信的にゴロを打っているわけだから、この数字を額面どおりに 受け取るわけにはいかない(つまり、イチローは、やっぱりすごいんだけど) が、やっぱりそれでも、実は、イチローのクリーンヒット(外野まで飛ぶ ヒット)率が、思ったほど高くないのは、確か。 たとえば、今日本でもっとも安打製造機なのは、俺は阪神の今岡だと 思っているんだけど、彼の場合は、一年通じて、内野安打は、1本か2本 程度なんだよね。 それが、数字としては、340とか330を残すっていうのは、 実は、驚異的な数値。 もちろん、メジャーと日本野球は、全く単純比較できないけど、 今岡が、クリーンヒットを打つ技術が極めて高いことはたしか。 さて、話がそれたけど、 やっぱり、イチローがすごい!てことは間違いなくて、 もちろん、イチローのすごさを否定する気は、さらさらない。 彼のすごいのは、内野安打を防ぐために前進する内野陣をもあざ笑うように 内野安打を量産し続けること、 ゴロを転がせばヒットになる確率が高まることを確信して、 凡フライを打ち上げる確率が極端に低いこと、 まあ、そのほかにもたくさんのすごいところがあるけれども、 今回取り上げてみた視点は、そこのところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.07 11:34:54
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