2005/11/01(火)12:34
小泉新内閣と、アジア外交
面白い新内閣だ。
顔ぶれを見ての第一印象。
麻垣康三の中では、一番能力とバランスで秀でていると私が思っている谷垣は、財務続投。
失言の麻生、タカ派の安倍が、それぞれ外相と官房長官。
この人事に関しては、彼らのお手並拝見。
二世議員でお坊ちゃん育ち、ここまで何の苦労もなく上がってきた人たちで、これまでは奔放な発言でもさして致命的にはならなかったが、
今後はそうはいかない。
さあそれでも、強硬な発言、確固たる信念?を曲げないでやっていけるのかどうか?是非その「実力」というものを、見せてもらいたいもの。
早速理論派町村が、「総理、官房長官、外相が、揃って靖国参拝とは、容易ならざる事態」と、最後っ屁をかましたそうだが、
同意です。
全面いけいけどんどんで、外交や国際政治がやっていけるなら、こんなに楽でこんなに国民にとって気持ちの良いものはないわけで、
それは、全国民にとって理想でしょうが、
(だからこそ、ハイルヒトラーも、絶大な人気を、当時ドイツ国内で誇ってたわけで。あと、アメリカのフセイン攻撃や湾岸戦争だって、そう。)
そうはいかないから、妥協と我慢も必要なわけで、
麻生や安倍が、今までの人生でそういった経験がおありになるのかな?と個人的には思ってます。
ま、人生最初の挫折が、「失言で更迭」なんてならないよう、お祈り申し上げる次第。
早速、「一民族」発言で、麻生のもとには、抗議文が届いたそうだが。。
一方、国連の舞台では、日本が「北朝鮮の拉致」に対して、公の場で激しく非難するシーンが。。。。
とても良い手段の一つだと思う。
国際社会、国際世論に訴える、というのは、やっぱり、現代外交の基本でしょう。
ところが、これに対する北朝鮮の反論が、面白くない。
なんと、「靖国問題」を持ち出してきた。
靖国と拉致を同列に論じるのは、問題外。
ことのレベルが違う。
ところが、現に、そういう手段に、かの国は、打って出ているわけ。
これが、靖国がもたらす、悪い余波の一つ、と思う次第。
日本からすれば「レベルは違う」でも、
あまり実情がよくわからない諸外国の目にはどう映るか??
「北朝鮮も悪いが、日本も改める点はある」
とならないかどうかが不安。
もちろん、日本シンパの国々は、そんな誤解はしませんが、
関係希薄な第三国にとっては、「印象」は大事だし、
そんな国の一票も、同じ一票だしね。
だから俺は、「突っ込まれやすい」靖国に関しては、
はやめに処理せよ、と言ってるわけで。
まあ、勝手にやってくれ!という感じですわ!!
さあ、安倍が、調整役をどう務めてどう名を上げるのか?
麻生が、失言を控えて、「適切に判断」の靖国を、どう処理するのか??
あれ??勇ましかったのは、パパの威を借りてただけ??
とならないよう、心から願いますわ。
PS-しかし、小池さんも、昔に比べると、変わられましたね!
随分偉くおなりになったようで。
愛想良くテレビカメラに応じていた昔の映像のあとに、
「あなた、スポーツ新聞の方?」と記者会見で小ばかにするような態度をとっているのを見ると、
昔は、初々しく、テレビのリクエストでボールを蹴ってくれてたのに、いつ頃からか、テレビのインタビューで、「で?」「多々」と、発言するしか存在感を見せられなくなった中田英の変節ぶりを思い出した。
スポーツ新聞勤務の方は、さぞかし小池発言にお怒りだろうし、そのうち、そのタカビー発言が、命取りになりまっせ!
もともとタカビーキャラの片山さつきは、ある意味尊敬できるけど。(笑)