502340 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち

この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

cats president

cats president

Freepage List

Archives

Nov , 2025
Oct , 2025
Sep , 2025
Aug , 2025
Jul , 2025
Jun , 2025
May , 2025
Apr , 2025
Mar , 2025
Feb , 2025

Category

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

e‐逸品!.com little-greenpeasさん
変なじじい『ゆきの… ゆきのじょーおさん
こだわる男の「モノ… こだわる男の「モノ&ファッション」さん
映画本日記eigabon。… UQさん
にゃんネェお薦めね… にゃんネェさん
Aug 4, 2008
XML
カテゴリ:映画
巨匠の蔭に隠れたプログラム・ピクチュア映画作家であった、その公開時にはほとんど見ていなかった鈴木英夫を観てみると、その映画造りには着実なものがあり、その名前があればさらに観たいと、筆者にはすでに信用ブランドである。
今回はかなり初期に当たる「不滅の熱球」('55)、沢村栄治の伝記映画ではある。

バッテリーを組むのは池辺良-千秋実、監督は後年タイガースでも優勝を飾った藤本定義を笠智衆が、沢村とのロマンス、そして夫人となる女性を司葉子という案配。
笠は水原茂を演じて主演したのもあるが、風貌から言えば水原の方がふさわしい。

映画はその活躍から戦死までを描くが、存外あっさりしたもので、むしろ重きをおかれるのがファンから始まる女性とのロマンス。その関係の不安からピッチングが乱れるなど、沢村が見たら何と思うかだが、目くじら立てるまではあるまいという造り。

野球映画は相撲映画とスポーツ映画の両輪という趣でもあったが、もはやその余力も無いという日本映画の状況。イチローや金本など掘り下げてゆけば面白い素材だと思えるが、どうだろうか。ダボダボのユニホームすらが懐かしい、ビンボー日本がいまやより健全に見えるこの頃ではある。

鈴木英夫は東宝だから見落としていたが、お行儀のいいその東宝より、日活や東映がむしろ青春のメイン、小林旭がユニホームを着た井上梅次の「東京の孤独」('59)などの方がいま思ってもずっと生きもイイ感じはするから、青春の選択は正しいということではある。
Copyright (C) 2008 Ryo Izaki,All rights reserved
人気ホームページランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 4, 2008 12:07:52 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X