今日もまたかくてありなん!
ニャンくんは早寝早起き。こち虎がグズグズしていると、寝室のドアまで行き、「開けろい」と、ご請求。ご要望に応じると、暗くひっそりヒンヤリのいつものスペースですぐにご就寝。寒かろうとオイルヒーターのスイッチは入れておくのですが、長毛のパトラくんは意に介せずこの季節、寒がりの吾輩の基準はあてになりませんが……。いずれにしてもあんなに寝てもそれでも早寝の習慣、天晴れではございます。パトラくんはそれに加えて、静かで騒音のないひとりの空間がもともとお好き。もうおひとかた、プラトンちゃんの方は人懐こい性情、結構いつまでも吾輩におつきあいしてくれます。おつきあいといっても傍で寝るというだけですが、その、時にはトド、時には万歳、時には弓なり、その寝姿を望見できるのは吾輩の余得。パトラくんだってその寝姿、時には雑巾、時には狸、時には仰向き、いずれも愛くるしいことに異同はありません。夜の眠りは昼の眠りより深く長いのでしょうか、お邪魔をしてはいけないと思いつつ、ついついそのさわり心地を思い出し、イイこイイこをしてあげますと薄目を開け、「なんや、うるさいな。またおまえか」というような顔をして相手しとられん!と、再び心地よき世界に舞い戻ります。朝は朝で、6時か遅くとも7時、ベッドの隅をガリガリッ、「いつまで寝とるんじゃ。起きろい、起きろい!」とばかりに起こすのはパトラくん。そのガリガリッで傷ついては一大事と、いやでも目覚まし代わりの日々。まこと秩序正しい暮らしを先導するのはニャンくんたち、あとは食事手配待ちではあります。顔を冷たい水で目覚めさせ、歯を磨き、さて掃除機というところで彼らはもう心得たもの、ベッドの上に二体、ごろんゴロン、王族たちの待合室の趣です。その前にと、思いついたブログの更新などして少々長引いたりしますと、入れ替わり立ち替わり、「なんや、ワイらの飯が遅くなるやろ、ほんま懲りんやっちゃな」とばかり、呼びにやってきたりもします。かくしてわが家の朝は開けるわけです。ニャンくんも対応を心得てまっしゃろ。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved