愛すべき道具達・・・。

2010/06/23(水)08:09

幽霊・・・

愛すべきコピペ(277)

それは、どんよりと雲に覆われた初夏の事でした。 星も見えない夜で、かなり蒸し暑かった事を覚えています。 その公園は民家からかなり離れているので、深夜になると人気がなくなります。 僕ら友人達の格好の溜まり場になっていました。 その日の夜、彼女に振られた僕は、その公園で一人しょぼくれていました。 「くよくよ悩んでいてもしょうがない」 「早く諦めろ」 なぁんて事を考えながら、物思いにふけっていました。 どのくらい時間がたった頃でしょう。 公園の隅にあるブランコが揺れだしたんです。 ギーコ… ギーコ…… ギーコ……… 「誰か来たのかな??」 僕はそう思い辺りを見渡しました。 辺りはしーんと静まり返って、人のいる気配はありません。 「風かぁ」 一人納得していました。 すると、僕とブランコの間にあるシーソーが ガタン ガタン ゆっくりと動き出しました。 誰もいません......。 だんだん僕に近づいてきます。 なんか蒸し暑かった筈なのに、みょーに肌寒く感じます。 怖くなった僕は、自転車に乗って猛ダッシュです。 やっとの思いで家に着き、落ち着こうと思いタバコを手に取りました。 ふぅーー。 と煙を吐いたその時、目の前で煙が真っ二つに割れました。 壁に向かって煙を吐き出した様に…。 「あれ???」 不思議に思った僕は、もう一度煙を吐いてみました。 ふぅーー。 煙が男の顔型に割れました。 僕の目の前10cm位の所で…。 「 け む い ん だよ 、オギワラ 」 その男が ぼそっ っと僕の目の前で囁きました。 僕の名前はハギワラです。        ↑↑↑         ↑↑↑ 別々のランキングですので、1クリックずつポチっていただけると嬉しいです。 昔から語りつがれる日本の怪談話 「お笑い」会話力 苗字の謎が面白いほどわかる本

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