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愛すべき道具達・・・。

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2012年07月06日
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カテゴリ:愛すべき食物
こんにゃく レバ刺し

6月30日付で、レバ刺しがメニューから消えたのはご存知かと思いますが、皆さんはどれ位ダメージ
を喰らいましたでしょうか?焼肉屋に行く際、『今日はカルビー食うぞ!』って思う人はどれ位
いるのかわかりませんが、『レバ刺し食べたいわ~』って焼肉屋に足を向ける人は、僕を含め、
かなりいると思います。レバ刺しは、それほどの力・魅力を持っていたので、残念なのですが・・・

しかし!

脱法生レバー、違法レバ刺しが横行していきそうなこの流れの中、堂々と食べる事のできるレバ刺しが
あるのはご存知ですか?レバ刺し好きなら、ご存知の方も多いかと思いますが、その名も

コンニャクのレバ刺し

かなり前から知っていましたが、生レバーが食べられる期間に、あえてレバ刺しもどきに手を出す
必要性はなかったので、購入しませんでしたが、完全にレバ刺しが食べれなくなって、あの食感が
恋しく、購入。とりあえず、今回購入したのは、カンエツという会社の こんにゃくのレバ刺し です。

カンエツ レバ刺し

脱法レバ刺し

超レバ刺し好きの人間が、厳しい目線で評価・感想を述べますと、まず、色目。これはカンエツ
さん。かなり研究しているようで、生レバー独特の、深い血液に似た真紅色を上手く表現しています。
また表面の照りも、レバ刺しにかなり近い。しかし、苦言を呈すなら、臭いでしょうか。これでも
かなりコンニャク臭を消すのに努力しているのだと思いますが、まず洗う際に、『これは蒟蒻だ。』
という事に気付いてしまう。もちろんわかっているのですが、本気でレバ刺しだと思って食べたい
方は、最初の処理は奥さんにやってもらうか、記憶を無くす為にも、半日ほど前にすでに皿に盛る
などの準備をするべきだと思います。とりあえず皿に盛り付けましたが

レバ刺し

生レバー

見た目はコンニャクとは思えないクオリティ。心の奥に眠るレバ刺し熱が沸々と湧き上がります。
さて、実食ですが、口当たりは驚くほど、レバ刺しで、思わず『おぉおお』と声に出してしまったほど。
しかし、やはりビビたるこんにゃく臭と、あのレバ刺し独特の血生臭さに欠けます。レモン汁のように
血液汁というのがあるのならば、これは生レバーと言っても、わからないレベルです。ちなみに付属の
専用ダレが、ゴマ油と塩の定番ダレになるのですが、このタレがわりとサッパリしているので、コンニャク
臭が上手く隠せきれてないような気がします。とりあえず、自分で濃厚なゴマ油塩だれを作り、それで
食すると、ほぼレバ刺しです。焼肉屋で『レバ刺しお待ち!』って言われて出てきたら、ほとんど違和感
なく食べてしまうレベルです。とにかく、これを商品化した人はレバ刺しの事をよくわかっていると
いうか、もの凄く研究したのだと思います。酷評してやろうと思っていましたが、『どうせレバ刺し風
だろ!』というイメージは、あっさりと良い方に裏切られた次第です。最後に採点するなら

80点 / 100点

というのが僕、個人の見解です。正直、そこまで期待していなかっただけに、この得点はかなり
高評価と言っても過言ではありません。値段も300円ほどでして、レバ刺しの世代交代とまでは
言えませんが、過去にいろいろと発売された ~風とか、~風味みたいな食品の中では、トップ
レベルのクオリティである事は間違いないと思います。ちなみに、駆け込みでレバ刺しを食べ、
食中毒になった人が、さきほどもニュースで取り上げられていましたが(カンピロバクターが検出)、
これだけ愛された食材が、完全に消える事は確実にないでしょう。現在、細菌等を完全に死滅させる
技術を急ピッチで仕上げているというニュースも聞きましたし、必ず成功させるのが日本の凄いところです。
影に隠れて、食中毒に恐れながら食べるくらいなら、このつなぎの間は、こんにゃくレバ刺しで凌ぎ、
解禁になった際には、堂々を胸を張って、レバ刺しを食べたいと思います!


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最終更新日  2013年10月26日 14時15分24秒
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