2013/10/26(土)08:31
彫刻刀やナイフでここまで出来るの!?精密すぎる木版画の世界が話題に!
よく骨董店やアートギャラリーなどで『一目ぼれして購入した』という人がいますが、自分には無縁だと思って
いたその感覚が、この絵を見た時に『あっ、こんな心境になるんだ・・・』と納得。とにかく一目見た瞬間に思わず
『ほっ・・・欲しい』と声を出してしまったのですが、元々、精密すぎるアートにことのほか興味を持ってしまう癖を
持っていまして、陰影、配置バランス等、自分のストライクゾーンを掻き回すこの作品に完全に虜になりました。
見て下さい。この精密さ。THE MOONと名付けられたこの作品は、2012年に
Paul Roden & Valerie Lueth
の二人で製作された合同作品であり、一部の世界では非常に話題になったのですが・・・実はこの作品・・・
木版画なんです!
絵だとしても凄すぎるのに、彫刻刀(ナイフ)で削る木版画で、ここまでの作品を作るなんて、もはや凄いと
いう次元ではありません。この原版こそがアート作品のような気さえしてきますが、一度でもミスをしてしまう
と取り返しのつかない木版画の世界。これだけ精密な事が彫刻刀一本で出来てしまうとは本当に驚きです。
若干の凹凸はあるものの、限りなく平面(印刷する為)なのですが、陰影によって”球体”に見えてきますよね。
コチラが印刷風景ですが、二枚の版画を合わせて刷るらしく、熟練の技をいかんなく発揮しています。また、
実際に200枚がプリントされ、限定販売された"THE MOON"。お値段は550ドルとなっていますが、その価値
は充分あるでしょう。他にもPaul Roden & Valerie Luethがプロデュースする作品は、目を見張るものが多く
"MOTH"という作品に至っては、凄すぎて気持ち悪いという新感覚の感情。
なお、右上のお二人がPaul Roden & Valerie Luethでして、デジタルコピーが全盛期の時代に、温もり
を感じるこの木版画は、心底癒されますよね。もちろん可愛いさを前面に押し出した作品等もたくさん
あるので、気になるようでしたら↓のTUGBOATロゴをクリックすれば、運営サイトをご覧いただけます。
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木版画で楽しむ絵手紙/田中初子