欲しいもの手に入れよっと

今、私は原発から約３０キロ地点に在住しています。
ガソリンはようやく入ってきたみたいですが状況は下記の様な具合でした。

【3月19日時点】
政府に対し、現在屋内退避を続けている地域近辺の人間の救済と、避難地域の拡大を強く求めます。
原子力災害の避難地域の切実な声なんです。
広がらなければ犠牲者が増え続ける恐れが高いです。
是非拡散をお願いします。

現状、原発から３０キロ地点までは屋内退避指示が出ています。
窓は閉めきり、換気扇にはガムテープで目張りするように、エアコンは使うな、との指示です。

あれから何日たったことでしょう。

避難するためのガソリンはもとより、物資が届かない。

風評被害が深刻で、輸送トラックのドライバーが途中の街でトラックを乗り捨てて逃げたくらいのレベル。

食料は日々減り続け、空気は淀み。
酸素が貴重だからストーブなどつけられないのです。

現状、人知れず一酸化炭素中毒の方がいらっしゃらないか不安です。

東北は寒い。
特に、屋内退避指示の近辺の一部は桜が５月に咲くような高原に位置します。
身も心も、寒い。

「直ちに」健康に被害が出ない。

なら、この土地で一生過ごそうというならどうなのか？
「自己責任」で、「関連性を証明できない」なのだろうか。
そもそもこんな状況が異常で、天気予報で「本日の放射線情報」があたかも花粉情報のように流れている日常に、頭がどうにかなってしまいそう。

いつから放射線が飛んでる状況が当たり前になっているのか。

そもそも東電はどんな質問にも安全です、絶対安全です、絶対事故は起こらないの繰り返しだった。漏れてても安全て何の冗談だろう。
屋内退避地域より外に逃げた保安院に不安は募る。

なけなしのガソリンで自主的に避難をする人も増え始め。
いくあてもなくそれぞれ遠くへ。

キャンセル待ちの飛行機に正規運賃で運良く乗れた方。
那須塩原までたどり着いて、新幹線を待つ方。

泣きながら故郷を追われ、ある方は家族同様のペットを連れて行く事もできず。
いつまで続けるか判らない文字通り難民生活に入る。

「自主的な避難」との扱いだから、当然全て自分達で行き先を確保しないと。
費用の負担も、気持ちを尚暗くする。

ある方はやっとたどり着いたホテルで被曝者は泊められないと、差別を受けて。

いつまで、続くのかな。

でも、生きる。

希望だけは失わないように、ね。


【3月30日時点】
断っておきますがボクは元々原発推進か反対かに対してまだ明確な答えを出せずにいました。

ただ、ここのところ、当然盛り上がってきた反原発の流れの意見に対して

原発の推進を考える方がかなりの割合でものすごく上から目線で、失礼な事を書いてる人が多い事が凄く気になります。

経済に必要だとか、言葉は丁寧でも。
原発に反対するなんて、なんて馬鹿なんだ？現実を見ろ、と。

でもね。

福島の現実は、今まさに進行形。

なんで、現実を語る人に限って福島の現実を無視するのか。

自宅近辺にはセシウムを撒かれて、思い出をプルトニウムに汚されて。


換気もできずに、ストーブもつけられず補給も断たれた屋内退避という名の軟禁されるか、
貯蓄を削って難民生活をするかを強制されてる。

毎日、泣きながら生きてる。

首都圏の為だけに作られた原発の為に。

その犠牲者が必死で生きてるときに、


なんでそんなに偉そうなの？


嘲笑しながら唾を吐けるの？


奪った自覚すらないんだよね。


気持ちはわかりますが、だって？

わかってないよ、何にも。

豊かさってなにさ。
誰が、この被害を償うのさ。

リスク、じゃない。確率論は既に無意味だ。
今、被害にあってる。

お金に代えられない大切なものを奪われた。

ボクだけじゃない。
誰が、代償を払えるというんだ？


被災者の一人として今、一番欲しいのはやはり「希望」なのかも知れません。(笑)

日々不安で、大切な人が皆泣いて暮らしている中、こちらでも中々入ってこない情報を、少しでも探して携帯電話で探しているのですが…


一番悲しくなるのは、無関心。
無関心からでる言葉。


ですから、貴方様の様に関心を持って向き合おうとして下さる方が一人でも多い事が、一番の励ましになるんです。


希望があれば、人間生きていけます。

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以上、ご本人に確認の上掲載させて頂きました。

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副島隆彦（そえじまたかひこ）の学問道場 - 今日のぼやき（広報）

【追伸】
私事で恐縮ですが主治医に薬を処方して頂き取り合えず安眠と睡眠後の全身の倦怠感は、無くなりましたがやはり4.5時間しか眠れず(´ヘ｀;)　う～ん・・・