松下一郎のグリーンブレーカーズ

2010/04/29(木)02:30

『本当は危ない有機野菜』・・・ 「りんたろう」のおはなし

友人の釣り人に教えてもらったミミズ、それが「りんたろう」です。 名前の由来は、80匹ほどのミミズたち「りんたろう」の箱の中に いれられた天然の綿/コットンリンタ-。このコットンリンタ-の  「リンタ-」に「たろう」を つけて生まれたのが このミミズくんたち・・・   「りんたろう」 この「りんたろう」、釣り用以外にも爬虫類や両生類、甲殻類や 魚類といったペットのエサとしても好評です。 その理由は、  リンタロウに与えられるエサが、はっきりしていること。 そう 身を持って、「食の安全」を保障しているミミズくんたち。 これが、「りんたろう」の人気の秘密なのです。 純粋なコットンの屑で養殖されているために安心だとされています。 ペット愛好家は、その安心なミミズの餌について、こう語ります。 『市販の養殖ミミズは、主に牛糞を用いて養殖されていることから、 牛の飼料中の抗生物質やホルモン剤の影響が考えられる。そしてな により、重金属中毒がこわい。』  『ミミズの「りんたろう」は、その点が安心だ』 と。 ・・・さすがによくみられてます。 情報だけではなく、ペットという生物をよく観察されているなと、 わたくし感心してしまいます。なにせ、ペットの体重は軽い。エサ の影響は〔ヒトとちがって〕すぐにわかるものなのでしょう。 そう、ミミズはじつは強い生物。 強いがゆえに、ミミズは土中の重金属や薬物を生物濃縮してしまう。 汚染された土壌やゴミにすら生息できるミミズは、何らしらかの毒 性をもった薬物や重金属を体内に蓄積していく。 そういった養殖ミミズを与えたがために、ザリガニが死んだ話や、 ミミズ養殖場のミミズをついばんだ鳥がばたばたと大量死した話も ネット上ではことかきません。 もちろんミミズそのものを、ヒトが食べることはありません。 しかしミミズがいるから安全というだけの話しひとつで、 生の有機物を、土地に入れ続けていいものなのでしょうか。 その土地のミミズが平気だといって、いろいろな廃棄物を与え続け ることによる土の汚染、ひいてはそのような土地で栽培された農産物 への廃棄物の影響は本当にないものなのでしょうか。 影響は、土地が狭いほど、また土の量が少ないほど大きくなるはず です。たとえば畑よりも、家庭菜園、家庭菜園よりもプランター栽培。 ミミズの「りんたろう」をみるときにいつも考えてしまうのは、そ んな事柄です。  ▼ 参考資料 1  ▼参 考資料 2   http://xto.be/breeding/worm.htm http://allabout.co.jp/pet/reptiles/closeup/CU20040429A/index2.htm 発酵した有機物を、適量いれること ↓ が古来からのやり方だと思うのです。 「 夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」   

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