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カテゴリ:シナストリー
結婚したカップルで冥王星と太陽のコンジャンクションを持つ例を見てみます。
この場合あまりにも太陽、冥王星、土星、ノードが絡んだものが強力なので とても興味がありました。 シナストリーの様相は目立つもので、 女性(チャート外側)の太陽と金星合に男性の水星、冥王星、テールが合。 女性のヘッドに男性の天王星の合。男性のヘッドに女性の土星が合。 男性の太陽に、女性の冥王星と天王星が合。 女性の火星に、男性の土星が合。 男性の水星、冥王星合に、女性の土星がオポジション。 時間が不明なので、noonチャートを出しましたが太陽/月の相互の アスペクトはないようです。 太陽と冥王星のシナストリーの様相は、始めに強力に惹きつけられるようです。 特に太陽が冥王星に引き付けられます。冥王星の人が相手を自分のコントロールに 置きたい、優位にたちたいという傾向がある訳です。そしてこの場合お互いにそれを 持つから、結果は強力な引き合いになります。 これを持つと最初の出会いは、太陽と月のような一緒にいて気楽な間柄ではなく 相手が自分を変えるように感じる、魂の深い部分での繋がりだと思います。 実際この二人は、一度別れた後で偶然再会し、男性の方の強いアプローチでよりを戻し、 また親族の反対を押し切って結婚をしました。 特に男性から見たら、自分のテールに相手の太陽、金星がある訳ですから彼女は理想の 女性に見えたでしょう。このノードの接続は人がどう感じるかというよりも運命のように 感じるそういう結びつきです。男性のヘッドにはさらに女性の土星もあります。 女性のヘッドには相手の天王星があって、ここまで来るともう相性がいいかより 人生ともにするしかないなというシナストリーに私には見えます。 当然のことながら、コンポジットにも太陽と冥王星のコンジャンクションがあります。 コンポジットは関係自体がどういう種類のものかを示すので、お互いに強力に内部の 影響を与えられ、権力闘争もあり得る。この関係の目的を示す太陽が再生の冥王星と 共にあるので、いずれにしても壊れる危険にいつもあることを示している。 さらにコンポジットの様相には、金星△木星もあるから、表面的には重大な変更を したくない、平和を維持するために論争は止めようという力が働いているわけです。 それを良く示しているのが、喧嘩をすると一週間でも大事なこと意外は話もしないと いうお互いにパワーゲームをしてしまっていることでも分かります。 個人の惑星のシナストリー様相はいくつか良いものがあって、水星に関するものが 多いです。結婚生活は日々の雑用や用事についてコミュニケーションし、お互いに理解 し合う事は重要です。様相は良くも悪くもお互いにコミュニケーションする手段を持って いるということ。 この二人が強い冥王星の影響で引き合い結婚したのですが、結局離婚したのもそれなり の理由がシナストリーに出ていたんですね。確かにこの二人は20年結婚が続くことが できて、誰が見ても社会的にも成功した関係だった。 数ヶ月で別れてしまうような男女の関係ではなかった訳です。 シナストリーには皆が期待するような金星/火星のメジャーな様相は無かったし、 太陽/月の様相もなかった。それがあれば日々の生活はもっとお互いがいることで 楽しいものになっていたかもしれないとは思う。 一番の原因、きっかけになったシナストリーの様相は、火星と土星のコンジャンクション だと思います。人の火星の積極性、エネルギーを土星で制限されることはどんなにか 苛立たしいことになるか私には想像が出来ないですけれど、この様相はこの困難な ものを帳消しに出来るほど、お互いに緩んでくつろげるようなしっかりとした木星と 個人の惑星などへのソフトアスペクトがもっとあれば良かったんです。 またシナストリーを見る前にその個人が、どのような人間関係をつくるかをまず見な ければならないのだけれど、女性の場合、自分の金星と土星がオポジションであること から、彼女は愛情について素直に表現できないとところがある。それは自分は愛されるに 値しないのではないかと言う恐れを持つということ。でもこれはかなり微妙で無意識な レベルで出るわけだから、本人は本当は気づいていないことが多いです。 この様相を持つと、何かしら子供の時愛されていないと思うような経験を持っていたり します。 彼女の金星は太陽とコンジャンクションで獅子座なので、自分が光り輝くところにいて 愛されたいという思いは強いはず。それが過ぎると自己愛が強くなる恐れはあります。 結局彼女が選んだのは、自分の意思で制限から開放されることでした。 太陽と冥王星のシナストリーのように、関係の変形はゆっくり徹底的に行われました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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