2007/05/28(月)23:28
究極の楽観主義者
私は前回の占術についての議論の中で、ある間違いをしていたようです。
思い込みで自分のサタリタの経験について述べていました。
その日のトランジットの様相(水星/木星)どおり、水星が楽観的なエネルギーに
支配されていましたね。
そうだと思っていたその経験は、別のトランジット様相の時の話でした。。
自分でも不思議なのですが、分析をするのが好きなくせに、自分の過去を分析する
ことをあまりしたことがなく、もっぱら未来に何があるのかを分析予測すること
に力を入れてしまいます。過去を調べれば答えが出ることが多いのに、自分の事に
関してはそれをすることを面白く感じないのは、、
多分過去の出来事が辛いものでなかったし、細かく覚えていない事が一番大きいのでしょう。
よく覚えていない。。これが大雑把な性格というか、最後は楽観的に細々と考えず、
どうでも良いやと結論を出す、木星1室の性格なのでしょう。
楽観的といえば、私は究極の楽観主義者を知っていますが、その人は意識的なのか
無意識なのか、過去の出来事を記憶しません。
出来事をすべて情緒的に結びつけて考えないし、思い出さないようにします。
この方法は裏を返せば、心理的ダメージを受けることを無意識に知っているので、
そうしていることもあるけれど、基本的に未来にしか興味がないのです。。
だからその人は、過去の悪いことも些細な出来事も、ある学習をしてしまえば、
その後は必要以上に周期的に思い出すこともなく記憶が薄れていってしまうのです。
企業における社員の仕事や人物の評価をするシステムなるものがアメリカにはあって、
それはある心理学に詳しい博士が中心に行っている組織ですが、外部企業から
の依頼でこのシステムを使い分析したりすることが行われています。
この究極の楽天家の分析結果は、通常あり得ない前例の無いもので、このアメリカ人博士は
この人に個人的に会って話をしたいと思ったくらい、究極の珍しいサンプルでした。
その分析方法とは、自分への仕事の評価をするのですが、上司からと自分と部下からと
三つのカテゴリーに分けて点数を出します。その中で自分自身への評価と部下の評価が
かなり高得点であったことが注目されることでした。
本心の出やすいこのようなテストでは上司や部下からの点が低いことは普通です。
自分への強い自信と実力を裏付ける部下からの高い評価。
仕事の実力とリーダーとしての天性の資質を持っているのは明らかです。
この博士はその後、正に珍しいサンプルとして本人に会って話をしました。
博士は社長になりたいだろう、なるべきだと勧めたといいます。
この楽観者は企業の最上部への口ぞえを博士から得られたのかもしれませんが、
その後社長に昇進しています。
リーダーとはどんな人か。お山の大将とリーダーは違いますよね。
世の中には多分それについて書かれた本などが多くあるのでしょうが、天性の
リーダーが何をするかを見ていれば分かりますが、彼らはどんな仕事でも、部下を
信頼してとりあえず辛抱強くなって任せることが出来ます。
当然期待はずれの結果を持ってくることもありますが、それでもめげずに楽観的に
切り抜ける術をもっているように見えます。
この人物の占星術的な特徴はとても面白いものです。
太陽と木星の合が射手座9室にあります。これは木星にとって最高の場所です。
そして太陽/木星合は、楽観主義者の指標ですね。
天性のリーダーシップを発揮できるのは、牡羊座アセンダントにテールの合です。
テールはその人が生まれ持った才能を示す場所です。
惑星の品位とノードの意味は何よりもネイタルでは特別(才能)の人を示している
ことが多いのです。