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現実逃避の日記なのか、もしくは廃人修行の記録であるのか。
後悔先立たずと言うが、さすがに反省しきりである。 「おうっ!一週間で骨董になってやるぜ」 何とかなるだろう軽く言った翌日には愕然とした。 現実の世界で次の土日に仕事が入っていることも、残業の予定も、 大陸では「甦る祭り」が開催されることもまったく失念していたのだ。 骨董までに必要な経験は180ある。 これを1週間でどうやって手に入れればいい・・・ 日々、コツコツと修行を重ね、堅実な商いを繰り返す模範社員がいる。 風紀委員長の呼称を持つ理性溢るる戦乙女は、 「大バーゲンの良心」とも呼ばれている。 彼女ほど勤勉な冒険者を自分には知らない。 そして、その舌先は滑らかにして、いつも怖いほどに的確である。 彼女は他者に厳格だし、それ以上に己を厳しく律している。 付け加えるならば、軟弱なる長である自分に対しては、 当社通常仕様比で200%増は確実に厳しいようだ。 つまり、端的に言えば・・・彼女にだけは絶対に頭が上がらない。 よりによって、その彼女の目の前で軽口を叩いた自分だった。 とにかく約束が達成できなかったらと考えるだけで恐ろしい。 多忙だと言い訳して、太刀打ちできるような相手ではない。 理詰めで簡単に敗れることは明らかだ。 彼女に怒られると、妙に小さな子どものようになってしまう自分がいるのだ。 大陸に降り立ったら、すぐに落雷と毒気の荒地への仲間を募る。 単独であれはとにかく淡々と島嶼を巡る。 その上、戦史を綴る時間も必要ならば、 移転のために一時閉鎖中の店内掲示板の設置作業も残っている。 あせる気持ちとは裏腹に一向に修行は進まない。 とりあえず正直に期限を延ばして欲しいと頭を下げてみた。 「罰金です。1日超過に付100Mで。」 がぁぁぁぁぁんっ その後交渉して、何とか期限は二週間にまで延長してもらえた。 ただし、罰金分として解剖図を探し出して持参せよと言う。 これはとにかく気合いで行くしかない。 追い立てられるように狩り場へ飛び出しながら、 思わず笑いがこみ上げてきた。 何かに追い込まれたり、問題に直面しないとまるで動かないことを、 彼女は誰よりも理解してくれている。 モチベーションとは、こんな風に触発しあうものなのだろう。 まぁ、今を楽しむ他にないわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月04日 23時10分18秒
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