カテゴリ:碧眼の魔術士の独白
現実逃避の日記なのか、もしくは廃人暮らしの記録であるのか。
第4回となったインペリアル博覧会の舞台裏のお話し。 企画屋にとって、もっとも胃がキリキリと痛むのを感じるのが開幕直前だ。 先ず、企画が成功するかどうか以前に、客の入りがなんとも気にかかる。 多すぎても進行が大変なのだが、閑散とした客席はやはり辛い。 受付開始30分前の会場に立って、緊張の面持ちでいた。 さぁ・・・まもなく幕が上がる。 進行表の時間配分では、出展者の上限は15名としていた。 インタビューや審査にかかる時間と、飽きずに待てる時間を考えると、 それが進行ラインとしてはギリギリの数だった。 それが出展受付時間である21時を前にして、上限に達する勢いだった。 出展希望者は整然と並び、自らの順番をオーク表示して待っていた。 定刻には確実に上限を超えてしまう・・・進行が絶対に押す・・・ 進行の遅れこそ、イベントをぶち壊しにする最大の要因だ。 出展を予定していた同僚の蒼き聖騎士から、 「一般の参加者さん優先で。」と辞退の連絡が入る。 「もう15名になっちゃいましたよ。」登録担当から悲鳴が聞こえてきた。 心を鬼にして受付開始時間と同時に、15番以降となる人に締め切りと告げる。 円滑な運営のためにはやむを得ない判断だった。 エントリー番号を順番に確認していく。 しかし、それでも、まだ出展希望者は後から後からやってきた。 「何とかみんなに出展してもらいたいな」 司会の相方を頼んだ毒吐きが、ぽつりと言う。 しばらく考えてから、腹を括った。 16番目にやってきて、諦めて去っていた友人を慌てて呼び戻す。 「エントリー件数増やすぞ! 進行で何とかカバーするっ」 結局、出展者番号を22番まで増やした時点で、集計担当から泣きが入った。 集計用のエクセルシートを作成して別PCを立ち上げた担当に渡し、 その場で名前や各審査員の得点入力が出来るようにしてあった。 あわてて行を追加していたようだ。 エントリー出来た参加者に、番号帯で立ち居地を指定していく。 インタビューの際、PSを探したり移動に大きく時間を取られたら駄目だ。 正式エントリーした方が22名、エントリー外で参考出展してくれた方が13名。 合計35名が出展開始の合図で、次々とPSを立てて行く。 毒吐きの聖騎士と共に、最初のインタビュー相手のそばに近寄っていった。 エントリー出来なかった方については、本当に申し訳なかったと思う。 インタビューできなかったことや審査対象外となったこと、 この場を借りて、心からお詫びしたい。 第2回も続けて開催したいと思っているので、ぜひご参加ください。 と言うか・・・頼むよ・・・ 次は出展の事前申し込みしておいてくれよ・・・心臓に悪い・・・orz まぁ、今を楽しむ他にないわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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