先日来、腹を立てているマンション引渡しに関する件。

（向こうの言い分）
　・マンション代金の残金のうち、銀行融資分については融資の
　　手続き上、登記が終わらないと出来ないため、引渡当日の朝、
　　司法書士が手続きを済ませたことを確認して融資を実行する。
　・銀行融資分を除いた現金分については、引渡の５日前までに
　　振り込め。引渡当日に残金の振込を確認するのは人数も多く
　　難しいので引渡をスムーズに行うために前もっての入金を
　　引渡の条件とさせていただいている。
　・銀行融資分についてはその額を未払い額として確認の上、
　　引渡の翌日までの振込を確約のこと。万が一融資の実行が
　　遅れた場合、遅延日数に対し14.6%の延滞利息を支払うこと。
　　万が一融資実行が受けられなくなり…の場合は、…(以下略)
　　以上を念書・確約書として引渡当日に持参のこと。
　　(大体そんな趣旨)

全く冗談じゃない。随分失礼じゃないか。
（こちらの言い分）
　・契約書上、残金については引渡日当日までに支払うことを明記
　　している。それ以前の支払いを引渡しの条件とするのは契約に
　　反する。銀行融資分と現金分を分ける意味はないので、一括で
　　引渡日当日の振込とさせていただきたい。
　・念書・確約書の内容は引渡日当日の残額一括支払いを前提と
　　すれば、全く当てはまらないので、提出する気はない。
　　契約どおり引渡を行って欲しい。
　・そもそも、客に対する説明が不足しているし、自社の都合優先
　　の貴社の姿勢には疑念を禁じえない。手付金にしても1割で
　　十分なところを2割要求するなど、不信感を抱かせる。その点
　　十分認識して欲しい。

で、結論。
　当初先方の言っていた、先方の本社に客を呼びつけての引渡では
なく、銀行の支店において、司法書士、先方営業担当者、銀行の
担当者の立会いの下、引渡と支払いの同時実行を行う。

しかし、向こうにとってはマニュアル化されているんだろうな。
文句を言わない客は向こうの都合の良いようにあしらわれ、オレの
ようにうるさい客にだけ個別に対応する、という…
やっぱりデベロッパー(売主)が強い立場で随分身勝手な都合を
顧客に押し付けている、と思いませんか?

オレ、別にそんなに我を通したわけじゃないよね。正論を言って
当然の権利を守っただけだと思うけど。どうでしょう。
ともかく、これで対等の立場で引渡を受けられる目処が立った。
めでたしめでたし、だよね?

オレは、これまで、ついつい自分の言い分を強く主張して敬遠され
たり嫌われたりするキライがなくもなかったので、今回のことも
果たしてどうだったんだろう、本当にこれで良かったのだろうか、
と、内心少々気にしています。まあ、でももう決着したこと。
いまさら気に病んでもしょうがないですね。
これが私の生きる道。

とりあえず、諸経費は振り込んでおかなくては。