246166 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

鉛筆画の記録。

鉛筆画の記録。

賢い子。




「賢い子になるな。」
人は賢くなると、
自分は人より優れていると思い込み、
優越感を感じ、
自尊心が強くなり、
その自尊心が肥大し、
やがてその自尊心だけが独り歩きし、
「負け」というものを認めなくなる。

認めたくないがために嘘をつき、
嘘をつき嘘をつき、
やがて周りの信頼を失い、
絶望に暮れる。

「人より一つバカになれ。」
それは人に劣等感を抱くという意味ではない。
「俺はしょせんバカだから~
   だからしょうがないんだ~」
と諦めることを言っているのではない。

分かったつもりにならずに、
いちど頭の中をきれいさっぱり掃除し、
もういちど周囲を見直してみたら、
相手がどうしてほしいのか、
自分がどうしたいのかが、
見えてくるだろう。

もう一つ。
人より一つバカになるというのは、
相手を尊敬するということでもある。
「〇〇さんはこんな良いところがある。」
「○○さんにはこんな力がある。」
誰かを尊敬できるというのは、
とても幸せなことだと思う。
それだけで人生に彩りが生まれる。
私はそう思う。

そしてとことんまねをする。
相手の、素晴らしいと思ったところを、
自分で吸収して、
体現して、
また誰かを幸せにすることができたら、
それがどんどん積み重なったら、
世界は何と平和な国になるだろう。

強制するつもりはない。
レジスタンスでもない。
世界とか言ってみたけど、
もちろん平和主義者でもない(それなりに刺激も好む)。

ただ、
発想を一つ変えてみるだけで、
人生のささやかな楽しみが増えるのではないかと、
ただ、そう思っただけだ。







~~~~~~~~~~~

「賢い」という言葉自体は別にマイナスの意味ではないけど、
遣い方でどうとでもなるのね。


H29/9/16(SAT) 林 李音。



© Rakuten Group, Inc.